小湊鉄道トロッコ | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 休みなしで長時間の仕事が続いたが、何とか乗り切って、お盆休みになった。どこに行っても混雑していて、割引切符が使えない時期だから、近場で乗り鉄をすることにした。

【1】小湊鉄道に乗りに行く
 8月11日の「山の日」には、千葉県の小湊鉄道に乗りに行った。実はまだ一度も、小湊鉄道に乗ったことがなかった。
 今年は新たに「里山トロッコ」の運転が始まった。これは乗りに行く良い機会だ。
 小湊鉄道は内房線の五井駅から、いすみ鉄道に接続する上総中野まで走っている。「里山トロッコ」が走るのは、本数が少なくなる上総牛久から、養老渓谷の間である。普通列車で約40分の区間を、のんびりと1時間かけて走る。
 

【2】里山トロッコの予約
 2日前の午後4時までは、小湊鉄道のホームページから、「里山トロッコ」の予約ができる。ただ、空きがあれば当日でも買って乗れる。予約なしで出かけることにした。
 
 五井駅で、1日乗車券と、トロッコ整理券を購入。
 切符売り場の手前に弁当類も販売していたが、車内販売があれば必ず買うつもりでいたため、私は買わなかった。
 

【3】「機関車」
 SLの形をした「機関車」だが、実際はディーゼルで動いている。上り列車は、後ろに連結して進む。
 
 運転室も、本物に似た雰囲気を出している。
 
 かなり小型の「蒸気機関車」ではあるが、本物のSLは重くて線路に負担がかかり、操作も難しいから、ない物ねだりはできないか。

【4】トロッコ車両の外観
 トロッコの色は、赤とクリーム色の塗色になっている。写真↓の左の気動車と同じ色だ。
 
 「里山トロッコ」は4両編成。真ん中の2号車3号車は、窓ナシで風が入ってくる車両だ。夏は丁度いいや。実際に、多くの客は、こちらを選んでいた。
 

【5】トロッコ車両の内部
 1号車4号車は窓があり、この日は冷房が入っていた。天井もガラスが入っていて、明るい車内となっている。
 
 確かに涼しいけど、うす曇りのこの日は、さほど暑くなかった。でも、せっかくだから、2号車3号車がお勧めだ。
 
 こちら↓は、窓ナシ車両。座席は全車両同じ木製のボックスシート。1時間なら、椅子が固くても問題ないと思う。
 
 座席には、飲み物を置くテーブルがない。持ち込むなら、フタができるペットボトルの飲み物が良いだろう。
  新しいだけあって、座席はきれいだ。また、窓ガラスもよく清掃されていて、窓ガラスを通して写真撮っても、さほど気にならない。

【6】車内販売は
 唯一の途中停車駅の里見駅では、駅で弁当などの販売があると聞いていた。運が良ければ、車両の中まで乗り込んでくるそうだ。
 駅売りでも買いたかったのだが、8月12日の祭日は販売を担当するボランティアの方々が、お盆休みのため販売無しで残念。
 腹減ったので、養老渓谷で折り返す時に、地元業者が販売したものを買う。トロッコで風を受けながら食べるのは、美味いっ。
 

【7】沿線の見どころ
 アテンダントが沿線の案内をしてくれる。この日は、「新人」とのことだが、なかなか立派な案内だった。
 
 地元小学生が描いたトトロの駅。
 
 沿線の案山子。写真を撮っているのは取材中の某有名鉄道写真家の方。
 
 大きな木も、有名な撮影ポイントだ。

【8】感じた事
 車内販売がなくて残念だったが、詳しい情報なしで突撃しているわけだから、仕方ないこと。冬なら焼き芋の販売があるそうだから、寒くなったらまた行こうかな。
 あれ?と思ったのは、帰りの乗り換えだ。トロッコの終点・上総牛久で約20人の乗客が降りたが、接続する五井行に乗ったのは私一人だけ。往きも、接続する五井発の列車が上総牛久に着いた時には、半分以上の個人客はすでに乗り込んでいた。観光列車に乗るのに、マイカーに乗っていくのは、何か違和感あるなあ。