伊勢海老特急に乗ってきた(前半) | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 食事を提供する観光列車は、ここ数年各地で増えてきた。
 「伊予灘ものがたり」のように5000円以内の比較的手ごろな食事と、「肥薩おれんじ食堂」のように10000円以上の豪華な食事がある。
 10000円以上の食事は、高価だから、私も簡単には食べられない。牛丼20杯分を1回で食べてしまう!とか、この金額だと何時間働いた分の給料だ!とか、考えて躊躇してしまう。

 しかし今回、思いきって13000円払って、列車内で豪華な食事を食べることにした。どこかと言えば・・・
いすみ鉄道の「伊勢海老特急・イタリアンコース」だ。
  いすみ鉄道の気動車の中で、イタリアン料理が食べられるのである。これは美味そうだ!!こんなのが出される!
 
  土曜は仕事で身動きできないが、この日は平日・水曜日に臨時に運転されるのなら乗れる。食べてから仕事に駆けつければ、夕方の新宿での仕事場に間に合う。
 いすみ鉄道のホームページから、申し込む。クレジットカード払いなら、13000円だ。(電話申し込みだともっと高い)
 大原までの交通費を含めると16000円を越えるのは、ちと痛いが、意を決して行くことにした。
 
 外房線で大原駅に到着。いすみ鉄道の売店で、申込確認メールを呈示して、伊勢海老特急に乗ると申し出た。1日乗車券をもらって、2両編成の気動車に乗り込む。ただし、大多喜までは、食堂車は準備のためまだ乗れない。もう1両のディーゼルカーに乗る。写真↓の一般の赤い車両だ。(上総中野で撮影)
 
  途中の「ムーミン谷」を、列車が通る↓。ムーミンがいる! 今までに何度も見ている景色だが、料理が控えていると何か新鮮に見える。
 
 大多喜から、食堂車に乗れる。赤いディーゼルカーの客の半分以上が、食堂車に移った。
 
 本来は1つのボックスシートにテーブルを設置して、乗客2人で利用する。ボックス10で、2人客6組・1人客4人だから、バッチリ。私は1人で1つのテーブルを利用できた。
 ちなみに、すぐ隣のボックスは、大きなカメラを持った男性一人。これは気が楽だ。写真をパチパチ撮りまくっても、不快な顔はされない。
 
 休日なら満席という話だが、今日は平日ということもあり、席に余裕があった。満席時には、ロングシート部分も使用するそうだ。
 
 とはいえ、車内は盛況で、笑顔が広がっていた。みんな料理を楽しみにしている。
 


 歓迎の挨拶のあと、おしぼりと飲み物が配られた。
 初めにスパークリングワイン、またはオレンジジュースが配られる。
 
 列車が揺れても、グラスが動いて落ちるのを防ぐために、固定できる金具が取り付けられている。実際、線路の事情で結構揺れるんだな、こりゃ。
 無料で追加できる飲み物が、赤ワイン、白ワイン、オレンジジュース、烏龍茶、ミネラルウォーター(炭酸ナシ・炭酸アリ)の6種類だ。
 ちなみに、ビール、コーラは別途400円必要だ。ワインも烏龍茶も無料だから、無料の飲み物だけの人がほとんどだった。
 
  メニューはこちら↑。
 季節によって中身は変わるだろうし、仕入れる予定の材料の具合によっても、料理は変わりそうだ。だから、今回は写真の料理が出たが、次回は大きく変わっているかもしれない。あくまでも参考までになれば。

 初めから、パンが3個置いてあった。私は朝食を食べなかったので、重宝した。パンなしでも結構分量はあるが、物足りない人はパンを食べることができる。たべない人は、袋に入れて持ち帰ることができる。
 
 さて、最初のお皿・前菜だ。手作りピクルスとオリーブ、季節の前菜3品盛り合わせが出された。量は少ないが、見た目が鮮やかで、目で食べて満足するような皿と感じた。
 
 料理はまだ続くのだが、かなり長くなり、書くのに時間がかかりすぎる。そのため続きは次回。