この記事は2015年7月の「大人の休日倶楽部パス」に関する記事です。
ＪＲ東日本が発売している「大人の休日倶楽部パス」がある。
一言で言うと50歳限定で、ＪＲ東日本乗り放題の激安切符なのだ。
50歳以上の人がＪＲ東日本を4日間乗り放題で15000円という破格の切符だ。東京から青森まで「はやぶさ」に乗ると、片道だけで17350円だから、圧倒的な安さだ。ＪＲ東日本とＪＲ北海道の両方乗り放題のものは、5日間で25000円で、これも激安だ。
この「大人の休日倶楽部パス」だが、私は6/28～7/2に東日本と北海道5日間を利用してきた。1日おいて、7/4～7/7に東日本4日間を利用することにしている。 次の写真↓が7/4からのパスだ。
さて、この「大人の休日倶楽部パス」だが、今日の昼に仙台駅で驚きの掲示が出されていた。↓
「大人の休日パス（東日本）」7月4日（土）ご利用開始分につきましては、発売予定枚数（15.000枚）に達しましたので、発売を終了いたしました。
夜9時過ぎに見た別の駅の掲示↓によると、7月4日（土）利用開始に加えて、7月3日（金）利用開始についても発売を終了したとのこと。
ＪＲ東日本のホームページを詳しくチェックしたら、確かに書いてあった。この目立たない場所に、書いてあった。
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2193
「大人の休日倶楽部パス」に枚数制限があり、売切れることがあるなんて、聞いたことがない。
宣伝パンフも読んだが、全く記憶にない。私は既に買ったから良かったが、これから買おうという客にとっては、「ふざけるな！」「聞いてないよ～」と叫びたくなるハズだ。
これは、どう考えても、ＪＲ東日本による案内が不足している。私は「富士急線は乗れたっけ？」「直江津～上越妙高に乗れる？」「北斗星に乗ったら6日目も継続乗車できるの？」など、こまかな内容を調べるため、何度も宣伝チラシ、ホームページを読んできた。でも、15000枚の発売制限があるとは、まったく知らなかった。
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「大人の休日倶楽部パス」の発売枚数を制限するのが、「けしからん」と主張するわけではない。どちらかと言えば、枚数制限には賛成だ。
ほとんど枚数制限について説明せずに、ある日突然、「15000枚に達しましたので発売を終了します」というのが問題だと思うわけだ。
「大人の休日倶楽部パス」の利用者が多すぎて、様々なところで異常な混雑が出ている。
東京を6：32に発車する東北新幹線「はやぶさ1号」をはじめ、朝の下り「はやぶさ」は、この期間は軒並み満席になっている。でも、これなら私が乗ったように「やまびこ」で盛岡まで行き、そこから「はやぶさ」に乗り換える代替策があるから、まだ良い。
「スーパー白鳥」と「スーパー北斗」は、指定席が早々と完売。自由席には立ち客が大量に出て、車内販売が来れないくらいの混雑する列車もあった。この2つの列車は、下りの場合、途中駅で降りる客は少なく、長時間立ち通しが必至となる。新幹線と異なり、増発・増結があまりできない面があり、これはきつい。
東室蘭あたりから「スーパー北斗」に乗ろうとした客にとっては、「大人の休日倶楽部パス」の期間だけ、指定席は早々と埋まり、自由席はギュウぎゅう詰めで、迷惑と感じているだろう。
混雑緩和の方法としては、「値上げ」や「はやぶさ・こまちの回数制限」などがあるが、私も利用者の一人なので、そうなると正直つらい。
次の11月は、地域によっては紅葉の時期で、北海道は今回程ではないだろうが、混雑する路線もあるだろう。
参考までに「空いている時に北海道に行きたい」のであれば、ＪＲ北海道前線に乗れる「悠遊旅倶楽部会員パス」がある。北海道まで往復飛行機に乗って、現地で、この乗り放題パスを利用することができる。ホームページを見る限りでは、前日に北海道に行って入会してその場で「翌日から」のものを購入できるようだ。（男性は60歳以上）
平成27年7月8日～13日、10月14日～19日のうちの連続5日間有効。
http://www.jrhokkaido.co.jp/network/member/yuyujipa/yuyu_privilege.html#toku6
さて、私の今後の予定だが、「おいこっと」「とれいゆ」を含めて乗り鉄に行ってくることにしている。
【追加】9月29日に「大人の休日倶楽部パス」2015年秋の利用に関する追加記事を掲載↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12075368154.html