大人の休日倶楽部パス | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 JR東日本には「大人の休日倶楽部パス」がある。JR東日本の新幹線・特急に4日間乗り放題で、指定席も6回乗れて、値段は何と15000円だ。



 東京から新青森まで「はやぶさ」に乗ると片道で17350円だから、激安の切符だ。東京に住んでいる人なら、今日は青森、明日は長野、次は秋田、最後に新潟なんて乗り方もできる。鉄道マニアなら、6~7万円分は乗りまくるような切符だ。

 若い人の不公平感が激しそうだが、それなら年齢不問で4日間で倍額の3万円で売ってもよさそうな気がするが。





 JR北海道の全域も5日間乗れて、25000円の切符もある。「はやぶさ」「スーパー白鳥」「スーパー北斗」を乗り継いで、東京から札幌まで乗ると、片道で24340円だから、単純往復だけでも十分すぎるほど元が取れる。

 詳細のホームページはこちら。

https://jre-ot9.jp/ticket/clubpass.html?area=0


 この「大人の休日倶楽部パス」は、凄く魅力的なのだが、制限が2つある。

 ひとつは期間限定で、年に3回、12日ほどに限られる。観光客があまり多くない時期だ。

 そしてもうひとつは、50歳以上の「大人の休日倶楽部」会員だけだ。若い人は利用できないという年齢制限があるのだ。


 これはJR東日本だけではなく、JR西日本にも、ほぼ同様の「おとなびパス」がある。

http://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/detail.html?shnId=115000405


 この「大人の休日パス」は、激安なだけあって、もの凄い集客力・破壊力がある。

 普段は空いている東京6:38発の「はやぶさ1号」が、多くの日が満員だ。どうせなら遠くに行こうという客が多いようで、普段とは東北新幹線の込み具合が大きく違っている。

 一昨年、函館に旅行に行った時のことだが、函館駅前の寿司屋に入った。10人も入れない小さい寿司屋があり、グループ客が出て行った直後で、がら空きだった。これは良いタイミングだと思い、寿司屋に入った。実に美味かった。客は私だけだから「このイクラ、美味いなっ!追加でよろしく~」などど職人さんと会話が進む。「観光シーズンでない平日だけど、駅前は観光客多いですね」と話しかけたところ、職人さんは「今週は『大人の休日パス』が使えるので普段の何倍もお客さんが来てますね。期間が終わったら、静かになりますよ」との声が。

 八戸からの久慈線に乗った時も、「この先の三陸鉄道区間は、混雑しますよ~。大人の休日倶楽部パス期間は、山手線並のギュウぎゅう詰めでしょうね。」などという会話が飛び交っていた。


 私も「大人の休日倶楽部パス」が使える年齢になった。

 病院への入院は一度もない健康な生活を続けてきたのだが、体力の衰えは感じる。

 20歳代には、宿代を節約するための「上川往復」をするくらいの体力は十分あった。札幌での宿泊費を節約するために、網走行きの夜行「オホーツク」や急行「大雪」に乗って、上川まで行き、上り列車で札幌まで帰ってくるという技だ。

 実際は「上川往復」はしたことはないが、「まりも」等の北海道内の夜行座席には約8回乗ったことはある。20歳代の時は何でもなかったのだが、近頃は体力的にきつい。

 50歳代以上なら、乗りまくるといっても限度がある、宿に泊まると地域への経済効果も大きいという面もあろう。






 すでに何枚か指定券を確保した。6月29日の東北新幹線で北海道に向かう。(6/28が雨なら仕事が休みになり、1日早く北に向うことができる) 

 写真の指定券の方角がバラバラなのは、朝6時台の列車で乗り鉄をしてきて、午後に都内に戻って仕事という「半日乗り鉄・半日仕事」という日が、結構あるからだ。

 ということで、「おいこっと」「フラノラベンダーEXP」「とれいゆつばさ」などに乗ってくる予定だ。