能登半島を走る第三セクターの「のと鉄道」では、今年2015年の4月29日から、観光列車「のと里山里海号」の運転が始まった。
この観光列車に乗ってみたかったが、乗りに行けば北陸新幹線の初乗りもなる。日曜日帰りを考えていたが、一泊して帰りを6月1日にすれば、クレジットカードで車内販売も利用できる。
1回の遠征で、いくつかの利用ができて好条件が重なる。これは良い、そこで乗車しに行った。
【1】列車の外観
「のと里山里海号」を外から見た外観だが、この写真のような姿をしている。青い色をした2両編成の車両だ。
先頭の列車名の表示は、このようなデザインだ。JRのデザインと結構似ている気がする。
運転開始から約1か月だけあって、車両は新品だ。車両を撮影すると、キレイに反射して、後ろの景色がハッキリと見える状態だ。窓ガラスも非常にきれいだ。
上の写真もあるが、乗車駅が分かる整理券が出る機械が、設置されている。将来観光列車ではなく、一般の普通列車として運転することもできるようになっている。
ちなみに、早い者勝ちの展望座席もある。穴水行だと最後部になる。
【2】様々な座席
2両編成のうち、「里山」車両はオレンジ色の座席、「里海」車両は青色の座席だ。そして2両とも、3種類の座席が用意されてている。
この写真↑は、4人掛けボックスシートだ。非常にきれいで、「ソニック」のような折り畳みテーブルがある。
私は「里山里海号」で往復したが、往き・帰りともボックスシートだった。私は4人がけボックスシートを1人で使えて、なおかつ海側だったから、非常に良い席と言える。
ただ、足元がそこそこ広いとはいえ網棚がないから、大きな荷物を持って4人座るのはきつそうだ。
上の写真↑の右側は、一番人気の海側を向いた席だ。景色がよく見える。テーブルも広いので、予約したスイーツを乗せるのにも十分だ。
上の写真の左側も、海側を向いている。通路を挟んでいるものの、窓が大きく、ソファーが一段高くなっているから、景色が良く見える。空いている時は、ソファー席が最もゆったりしていて気分が良いだろう。
実は私が予約した時点では、「のと里山里海4号」スイーツプランは、海を向いた席は全部埋まり、ボックスシートはガラ空きという状態だった。私のような一人客こそ、一列の海に向かった席が適しているのだが、4人グループだらけだった。何といったらよいのか・・・。
里山車両には、車内販売のカウンターがある。「のと里山里海号」の車内販売については、また後日。
【3】車内の内装
「のと里山里海号」の車内は、地元能登の伝統工業を用いた装飾が使われている。
能登の伝統工芸品をショーケースに入れて、飾っている。車内の放送でも、紹介される。
座席のヘッドレストカバーも、能登の麻で作られた丈夫な織物で作られているそうだ。
仕切りに使われるパーテーションも、地元・田鶴浜の建具を採用していると紹介された。丁寧に作られていて、列車の美しさを支えている。
【4】車内の設備
車内の明かりも落ち着いていて、趣がある。
アテンダントさんがマイクで案内した声が、スピーカーから流れる。このスピーカーと放送システムは、列車としては抜群にきれいな音だ。
トイレも最新式だが、一部伝統工芸品が使われている。写真も撮ったが、気になる人は、実際に乗れば分かる。
観光列車の定番となった記念撮影用ボードも、車内に用意されている。主に子供向けの帽子をかぶって撮ることもできる。
記念乗車証↓も配布される。往復乗ったので、2枚もらったので、表と裏は、こうなっている。用意されているスタンプを押すことが出来る。
長くなったので、今回はこれまで。車内販売や下車観光などは、後日まとめることにする。
「のと里山里海号」の記事は、今回の他こちらもご覧ください。
★「車内販売編」
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12034716155.html
★「車窓・下車観光編」