11月下旬に2日間、北海道に車内販売を利用しに出かけた。平日に連休が取れたので2日間ずっと車内販売を利用しまくる行程だ。全日空の宿泊プランが圧倒的に安いので、東北新幹線はパスすることにした。
【飛行機・往路】ANA51便
羽田空港7:00→新千歳空港8:30≪めんべい300円≫
この全日空機では、「機内販売」を初めて利用した。主に機内で食べることを想定した煎餅のようなものを購入。この時のフライトアテンダントさんたちの気遣いには、非常に感激した。この時の詳細は、こちら↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11958001137.html
新千歳空港のJR窓口では、JR北海道の特急自由席全線乗り放題の「コロブラ全道2日間用」を17490円で買う。この切符で2日間、車内販売を利用しまくる。観光シーズンではないから、自由席でも問題ないと考えた。
【1回目】スーパーとかち2号
南千歳9:03→札幌9:36≪ポカリスエット130円≫
今回の最大の目的は、12月末で車内販売が完全に廃止される「スーパーとかち」の車内販売を利用することだ。11月12月は、1人乗務の売店形式での縮小営業だが、かえって珍しい。
南千歳発車後は、本来は片づけして営業は終わっているのだが、販売員さんの好意で売ってもらった。
【2回目】スーパーとかち3号
札幌10:16→南千歳10:40≪サンドイッチ・コーヒーセット680円≫
スーパーとかちは客室乗務員が1人だけだ。この1人が、グリーン車の客に、おしぼりやコーヒーをサービスして、その間に売店で販売をする。このため、札幌発車直後には、売店では買えそうもない。そこで、南千歳到着8分前に出向いた。
軽いものを買おうと思っていたが、サンドイッチ580円が美味しそうだった。コーヒーつきだと680円と割安になる。気が変わって、セットで買うことにした。
【×回目】スーパーとかち4号
南千歳11:01→札幌11:33≪買わず≫
先ほどのスーパーとかち3号で買ったホットコーヒー&サンドイッチだが、飲み食いできる時間がなかった。そこで、折り返しの「スーパーとかち4号」では、先ほど買ったコーヒー&サンドイッチで朝食兼昼食をとることにした。売店に行っても、閉店している可能大だし、何しろ自由席5号車から売店1号車に往復するのは、とてもキツイ。
【3回目】スーパー北斗10号
札幌12:13→函館15:46≪大沼だんご420円、お茶140円、もりそば650円≫
何度か「大沼だんご」が名物と聞いたことがあった。スーパー北斗の車内で買えると放送で案内があったので、買うことに。あんとみたらしの2種類で、ラッキョウくらいの小さい餅を楊枝のような棒で食べる。私は餅はあまり好きではないが、飽きずに全部おいしく食べられた。1つずつチビチビ食べられる大きさは、長距離路線には向いていると思う。
更に、長万部駅で、これも名物の「もりそば」が予約すれば、できたてのものを積み込んで食べられると案内され、予約した。
確かに美味い。写真のオレンジ色は、みかんだ。
今回唯一のほぼ満席の列車で3時間半、自由席だが隣の人に恵まれなかった。私は窓側だが、隣の通路側の乗客は体重100kgは明らかに超える大柄で、タバコの匂いがきついのには、正直まいった。
伊達紋別で、すぐ隣のC席D席が空いたが移動しない。結局長万部から乗った客が座ったが、大柄の男の方が隣がいると窮屈だと思うのだが。 こんなわけで、もりそばに入っているウズラの卵を、窮屈な体制で割るのは怖くて、そのまま捨てざるを得なかった。残念だ。
【4回目】スーパー白鳥34号
函館15:56→木古内16:34≪コーヒーセット400円≫
JR東日本のNREによる車内販売。五稜郭発車直後に来てくれて利用できた。木古内では新幹線の工事の様子を見ようとしたが、北海道は16:30でほぼ真っ暗だった。
JR北海道の客室乗務員は親切なのだが、のんびりしていて車内販売になかなか来ない。それに対して、JR東日本のNREは、発車してすぐ巡回してくれるから助かる。ただ、いつもNREを利用しているので、売っている物には新鮮味を感じなくなっていて、変な気がした。
【5回目】スーパー白鳥19号
木古内17:13→函館17:55≪ポカリスエット130円≫
特に何も飲みたくなかった。ぬるくなっても後から飲めるものと考え、ポカリスエットを買う。
コーラやビールだと冷めたら飲めないが、ポカリスエットや缶コーヒーなら常温でも違和感がない。買ったポカリスエットは、結局ホテルの冷蔵庫で冷やして、深夜に飲むことになった。
【6回目7回目】北斗15号
函館18:16→札幌21:57≪山海いろごはん弁当880円、ビール270円≫≪飲むヨーグルト180円≫
買った「山海いろごはん」は、大きなホタテが二個、いくらも入っていて、北海道の食材が十分楽しめる。酒のつまみにも適している。880円と安くおススメの弁当だ。難点は、ボリュームが少なめで、これ1個だと物足りないことだ。
北斗15号には座れるか心配だったが、自由席はガラ空きだった。東室蘭・苫小牧から乗ってきても窓側の席が3割空いているくらいだった。運よく先頭車の最前列に座れた。明るい昼間だったら、全面展望がきいて最高の席だ。
この列車の販売員は、往きのスーパー北斗と同じ人だった。「大沼だんご」を買って、「もりそば」を予約した販売員だ。
覚えてくれていて、「先ほどもご利用でしたよね」と言ってくれた。「車内販売マニアで、年間利用回数は昨日で1000回に達しました」と言ったら、「これが1000回目ならよかったのに(^_^.)」と応じてくれた。
この時に、買った飲むヨーグルトなどを乗せたカゴを撮らせてもらった。
この列車は、2人の販売員から買ったから、利用は2回扱い。
本日は以上の7回、車内販売を利用した。下車観光ナシの強硬スケジュールをこなした。一般の人なら、こんなことのために貴重な時間とお金を使うのは、もったいないと思うはずだ。
1日目の夜は、京王プラザホテル札幌に泊まる。
寝不足だが、高級ホテルは寝るのがもったいないくらいで興奮して寝付けない。昔、北斗星やトワイライトエクスプレスのA寝台ロイヤルに乗った時には、寝るのがもったいなくて約4時間しか寝られなかったが、これに少し近い感覚だ。
2日目につづく。