特急草津 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 私にとってはなじみが少なく、乗ったことが10年以上前に1回しかなかったのが、特急草津だ。上野から高崎、渋川を経由して、吾妻線の万座鹿沢口まで運転している特急だ。

 高崎から上野に戻る時に、この特急草津に乗ることにした。素直に乗ればいいものの、渋川折り返しを試みた。

 高崎11:23の特急草津1号に20分ほど乗って、渋川に11:44に着く。2分後の11:46に特急草津2号・上野行きに飛び乗り、車内販売を2回利用しようという作戦だ。

 高崎駅に特急草津が入ってきた。以前は常磐線の「スーパーひたち」として運転されていた白い車両だ。この車両も古いが、踊り子と同じ車両も更に古いから、これでも以前より快適になったと思う。


 高崎を発車したが、しばらくは車内販売が来ない。下車する渋川まで残り5分という時に、一番後ろの自由席から先頭車に向かい、ワゴンを捕まえることにした。7号車から6号車、5号車、ワゴンはいない。グリーン車の4号車にいるかと思ったら、いない。更に先に進んで1号車まで行っても、見当たらない。何だこりゃ?

 考える暇もなく、渋川駅では反対側のホームに走る。上野行きの上り草津に乗車した。しばらくして、車掌が放送で案内した。「高崎駅からは車内販売があります」・・・・・

 ありゃりゃ!!一部区間だけとは思わなかった。渋川往復が無駄になってしまった。残念。

 温泉を利用する観光客が中心だから一定の車内販売の需要はあり欠かせない、しかし利益が少ないので、地元の客も多い高崎~上野間だけ車内販売をしているのだろう。これでも、ないよりはずっと良いが・・・。

 高崎から車内販売が始まったはずだが、先頭1号車にはなかなか来ない。高崎12:06に発車して、結局来たのは、熊谷を発車して2分たった12:39。もっと早く来て欲しかった。ついでに、1往復ではなく、2往復はしてほしかった。往きも帰りも乗車率は30%くらいだから、仕方がない面もあるけど。


 私が買ったのは、サンドイッチ530円と、リンゴジュース160円。コンビニだと、530円出せば、もっとサンドイッチが買えそうだが、弁当の高さを考えると許容範囲だと思う。

 多くの列車のワゴンは、上中下と3段に分かれているが、このワゴンは、2段だった。冷たい飲み物中心の下段と、コーヒーポットや食べ物中心の上段に分かれていた。品数は当然少なくなる。ただ、サンドイッチは3種類、そして魚の寿司も積んであった。

 高崎線では、通勤客が多い「あかぎ」では、車内販売は行われていない。部分的ではあるが車内販売が生き残っている「特急草津」は、貴重な存在だと思う。