釧路から釧網本線の塘路(とうろ)までを往復する観光列車「釧路湿原ノロッコ号」に乗った。
運行開始から25年、現在では他の地域でもノロッコ号は運転されているが、最初に走ったのは釧路湿原だ。
5両編成の客車は、指定席3両は展望車両。展望車両は下の写真のような車両だ。窓は閉まっていて、雨が降っても車内には入ってこない。どちらかというと景色が良い方が、テーブルつきの6人掛けボックスシートだ。反対側が窓の方を向いた席だ。指定席では、家族連れやグループ客が、大きなテーブルに弁当を載せて、楽しく景色をながめていた。
自由席は2両で、1両は指定席と同じ展望車両。もう1両は普通のボックスシートの客車だ(↓) この自由席のボックスシートは、景色が良い釧路湿原側から埋まっていく。
釧路湿原ノロッコ号は、釧路11:06発だが、私は直前の11:01に札幌発のスーパーおおぞらで釧路に着いて乗り換えた。ただ、同じようにスーパーおおぞらから乗り換えた客は、ほとんどいなかった。
車内販売は、3号車のカウンターで行われる。ワゴン販売はないが、カゴに品物を載せて車内を売りに回る時間もある。
弁当は、のんびり弁当550円。おにぎりとおかずが入っている弁当で、550円ならお買い得と言える。
カウンターで販売されているものは、「ノロッコプリン」「ほがじゃ」など、小さい売店なのに品数は多い。車内に貼られている品目一覧は、こちら↓。
車内には、観光列車らしい要素がある。車掌は、発車するとすぐ乗車記念証を配布する。
記念スタンプもある。薄い紙は用意してあるが、立派な紙ではない。厚めのハガキのような紙を用意してあれば良いのだが。
記念撮影用のボードも用意してある。この枠を持って中から顔をだして、写真を撮るのである。
良い天気のもと、釧路湿原ののどかな景色を眺めながら、のんびりと乗って、気分ものんびりとしてきた。往復乗って、充電できたのだった。