4月1日から消費税が8%に上がる。JRや私鉄の運賃も上がる。
私が頻繁に利用する首都圏の普通列車グリーン料金も、値上げされる。
【事前料金】・・・乗車前に購入
休日50kmまで・・・550円→570円
休日50km以上・・・750円→780円
平日50kmまで・・・750円→770円
平日50km以上・・・950円→980円
【車内料金】・・・乗車後にアテンダントさんに料金を払う
休日50kmまで・・・800円→830円
休日50km以上・・・1000円→1040円
平日50kmまで・・・1000円→1030円
平日50km以上・・・1200円→1240円
4月1日から、今までと比較して20円から40円アップして、矢印の右の金額になる。
今までは50円単位だったのだが、やや半端な10円玉のやり取りが生ずる。
たとえば「休日だけ50円値上げして、平日は据え置き」とか「50km以上だけ100円値上げ」して、全体として3%値上げする方法もあると思う。割高感がある部分を据え置くのも良いとは思ったが、JRでは寝台料金や運賃も含めてそのようなことはせず、単純に計算したようだ。
ただ、解せない点がある。
事前料金で同じ750円だった「休日50km以上」と「平日50kmまで」が、770円と780円に分かれる点だ。同じ750円だったのに、20円アップと30円アップに分かれるのだ。
利用者の割合を計算して、全体で3%アップになるようにしたと思われるが、実に分かりにくい。
駅の窓口では、値上げ前に6か月定期券を買おうという客が長い列を作るが、グリーン定期券はさほど有効ではない。
グリーン定期券は、1か月と3か月があるが、割引率の高い6か月定期は発売されないためだ。
30km弱の「東京~横浜間」「上野~大宮間」の場合で割引率を計算してみた。すると、1か月定期と比べた場合、6か月定期券は18%引きになるが、3か月定期はグリーン定期券・普通定期券ともに2.4%引きにしかならない。3か月定期しかないグリーン定期は、あまり節約にならないと言えそうだ。
私の場合は、もともとグリーン3か月定期は買わない主義だ。もちろん、高いのでもったいないというのもある。
仕事が忙しくてグリーン定期券を続けて使う場合でも、3~4日は空けて使うようにしている。なぜかというと、グリーン車の利用が当たり前になってしまうのを恐れるためだ。混雑している車内で3日でも立つと、グリーン車のありがたみが実感できるのだ。3~4年前は、朝7時前に家を出て帰宅が深夜0時過ぎという日が何か月も続いたが、それでも何日かあけてグリーン定期を購入した。
社会人になって、私の収入は結構変動している。公務員になった同級生と比べると、年収が2.5倍だった年もあるが、儲からないけど面白い仕事を選んでいた時は年収が半分程度だった年もある。こんな生活に適応するには、常にグリーン車というわけにはいかないのだ。