「お座トロ展望列車」会津鉄道 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 前回の東武特急「けごん」の続き。

 「けごん1号」に下今市で降り、2回乗り換えて会津鉄道に乗り継いだ。


 鬼怒川温泉駅から、快速「AIZUマウントエクスプレス」に乗車。私が乗った特急の次に到着した特急「きぬ」も接続したため、2両の快速は超満員に。会津高原尾瀬口まで混雑は続いた。

 11月に乗った時には、快速「AIZUマウントエクスプレス」には車内販売があったが、今回はなかった。てっきりあるかと思ったのに・・・。よく見ると、前回車内販売をしていたお姉さんが今回も乗車。ただ、発車ベルも鳴らしていたので車掌としての乗務のようだ。ダメ元で聞いたところ、この列車には車内販売はないですとのこと。残念。


 ただし、今回のメインは、次に乗る列車だから、痛くはない。会津鉄道の「お座トロ展望列車」に乗るために、はるばるやって来たのだ。

 3両編成のこの列車は、後ろがお座敷車両、真ん中がトロッコ車両、そして先頭が展望車でできている。短く言うと「お座トロ展望列車」となる。


 お座敷車両は、こたつが設置されている。冬は暖かくて快適だろう。くつを脱いで座敷に上がるのも新鮮だ。お座敷車両に座ると、弁当を食べたくなりそうだ。

 このお座敷車両には、旅行会社が募集した団体客が、大勢乗っていて、満員だった。

 次はトロッコ車両だ。この車両は暑い時期なら、風を感じられて最高の車両だろう。

 ただし、2月の奥会津は、非常に雪深い地域だ。寒いのでガラスが入っていて暖房が効いている。イスやテーブルが簡素なため、冬なら他の車両がおすすめだ。

 展望車は、JRの特急と同様のリクライニングシート。テーブルも出せる。先頭は展望席になっていて、見晴らしが良い。

 先頭の展望室は、団体客のうちの2人が下車するまで占領していた。私は一般客に迷惑かと思って自粛していたのに。それでも楽しむならまだいいが、2人でしゃべっていて、景色を見ていたのは初めの5分、あとはほとんど見ていない。もったいない。


 そんな時に、塔のへつり駅に到着した。団体客は全員降りた。9割近くの人が降りて、続けて乗るのは十数人だけ。先頭の展望車は、私だけになった。

 実は、東武トラベルで、この列車の整理券300円を買おうとしたら、売り切れとのことだった。会津鉄道のホームページでは空きがあると表示されているのに。空きはあるはずと言って粘ったら、係りの方いわく「空席はあっても、当社の持ち分は全部売り切れなのです。」とのこと。  わたらせ渓谷鐡道でも起きた現象だが、たとえば100席あるなら「びゅうプラザ20席、東武トラベル30席、会津鉄道直売が50席」などと割り当てが決まっていると思われる。(数字はイメージしやすいように適当に書いただけ)  満席と言われて何も知らずに引き下がったら、乗れなかった。


 さて、お目当ての車内販売だ。ワゴンサービスはなく、2両目のトロッコ車両の一部に売店がある。

 ポテトチップなどのお菓子、飲み物の他、Tシャツ、ストラップ、ミニタオルなどのグッズも販売している。

 私は、缶入り三ツ矢サイダー120円と、ミニタオルを購入。(更に買ったもう一品は後日) 飲み物は写真にはないが、別の箱の中に入っている。

 売店のある2号車・トロッコ車両は、長いトンネルを通る時に真っ暗になる。そして猫の足跡が光る。

 写真ではうまく映らないが、トンネルに動画が映り、車内から見ることができる。これは珍しい。

 東京からは遠いので、なかなか乗れないが、3両とも変化があって、乗るだけでも楽しい。今回は雪景色だったが、新緑の時期、紅葉の時期など四季の変化も感じられるだろう。また乗りに来たい。


 会津若松に到着。逆方向の快速「AIZUマウントエクスプレス」で車内販売をしていれば、折り返して利用しようと思ったが、車内販売なし。

 そこで、観光せずに帰るのではなく、珍しく2時間半ほど観光して帰ることにした。

 雪が舞い散る中、鶴ヶ城に登る。新島八重が新政府軍を銃撃したのが、ここなのだ。こんな観光も、たまには良いものだ。


《追加》2014年10月の乗車記は、こちら↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11944412576.html