久々に更新!
普通列車グリーン車の車内販売で、こんな技を見た。
結構混雑した夕方の下り列車を、大ベテランのアテンダントさんが一人で乗務していた。4年ほど前にも見かけた金バッジのリーダーだ。
アテンダントさんが回ってきてすぐに私は「コーヒー微糖のホットありますか?」と尋ねた。
するとこんな答えが返ってきた。
アテンダント「微糖のホット、取りに行けばございます。ただひと回りしてきてからでよろしいですか」
わたし「いいですよ~(^_^)」
アテンダント「(端末を操作しながら)ご乗車時間が短いですね、すぐ取ってまいります」
カゴに無いものを取りに行くと、注文した客にとっては助かる。しかし、後ろで待っている客にとっては、待たされて困る。
多くのアテンダントは、すぐ取りに戻る。今回のベテランアテンダントは、後ろで待っているであろう客のことを考え、先に行く決断をした。しかし念のため下車駅を携帯端末で確認したら、あと12分と短かった。そこですぐ戻ることにしたのだろう。
原則は取りに戻る、しかし1人乗務で混雑しているという条件下では、注文した客と待っているであろう客のバランスを考えて、後で届けるのが適切な時もある。今回のような対処は、さすがベテランだ。
この他に、下車駅の確認の仕方も見事だ。客に聞けば早いのに、端末で調べたのはすごい。
実はこの大ベテランのアテンダントさんからは、四年ほど前にもコーヒーを買ったことがある。当時から金バッジのリーダーで、威厳があった。
1階には私だけというガラガラの車内で、ホットコーヒー1つ持ってきてもらった。すると130円の安いものなのに大きなお盆に乗せて、大切なものを殿様に献上するような運び方で持ってきたのが印象的だった。