名前が変わった | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 某月某日、いつものように普通列車グリーン車に乗った。見覚えのあるグリーンアテンダントさんがカゴを持って来たので、缶コーヒーを購入した。

 おつりを受け取り、ふとアテンダントさんの名札を見た。すると、今までと違う名前になっていた。

 若い女性が、名前が変わると言えば・・・・思いつくのは「結婚」だ。別の理由の可能性もあるので、恐る恐る話しかけた。

わたし・・・・・「あれ?今までと別の名札ですね」

アテンダント「え?気づきましたか」と言って笑顔。

これは結婚だと確信し、

わたし・・・・・「もしかして、ご結婚されたのですか?」

アテンダント「はい。そうなんです(笑顔)」

わたし・・・・・「そうですか。おめでとうございます!!」と言って拍手

アテンダント「うわ~。私の名前を覚えているお客様なんて、いないと思ってたので、うれしいです。ありがとうございます」と笑顔。


結婚してほんの数日だったようで、後日、他の乗客に「結婚おめでとう」と言われる可能性もある。

とはいえ何年も仕事していれば、ラーメン屋でも文具店でも結婚して名前が変われば、常連客が気づいて「おめでとう」くらいは言われるはずだ。

しかし、普通列車グリーン車のアテンダントは事情がことなる。1箇所のグリーンアテンダントセンターに50人~100人くらいの人が在籍しているわけだから、毎日乗ったとしても、単純計算で2か月に1回くらいしか出会わない。だから、なかなか名前までは覚えられない。

今回は、私のような常連客が、少しは役に立ったようだ。


こういう仕事は珍しい。

「一期一会の仕事」と言うと格好良いのだが、常に知らない客ばかり相手をする「孤独な仕事」とも言える。

逆切れする乱暴な客がいたとしても、次に再び出会う確率は非常に低いので、面倒ではないと考えると長所になるのだが。


今回を含めて、今まで3人のアテンダントさんに、「ご結婚おめでとうございます」と祝福した。ただ、3人とも半年以内に退職していった。家庭を持ったら、1か月に8回くらいある泊まり勤務は、やや無理があるのかもしれない。