某月某日の出来事。
普段でも混雑している朝のラッシュ時に、グリーン車を連結した普通列車がストップしてしまった。トラブルの原因は解決したが、前に電車が詰まっていて、駅に止まったままで20分経過。なかなか発車できない。
普通車はどんどん乗る人が増え、超満員。もう乗れない。会社に遅れては困ると、普通列車グリーン車の通路に立つ人も多数。1階の通路にも約15人立つほどだ。
ここでグリーンアテンダントさん登場。「電車が遅れまして、大変申し訳ありません」と申し訳なさそうに、立ち客の中をかき分けて前進する。そして、本当に恐縮そうに告げた。「恐れ入ります。グリーン券を拝見します。」購入していないことが分かると「車内料金1000円頂戴します。」
この時は、初めに声かけた乗客が諦めたような笑顔で1000円を払った。次の客もそれに続いておとなしく払った。
キレる乗客がいてもおかしくない状況だけに、料金でトラブル起こらずに、ホッとした。 朝から怒鳴り声を聞きたくない。
ちなみに私は、この時はグリーン定期券を利用していて、追加料金はナシ。この時間帯は、元々グリーン車でも運が悪ければ座れない時間帯だった。だから、座れなかったものの、ギュウギュウ詰めの普通車と比べると、これでも「天国」だった。
それにしても、このグリーンアテンダントさんは偉い!拍手したくなった。電車が遅れてイライラした客に車内料金1000円を請求するなんて、誰だってしたくない仕事だ。「グリーン料金は高いから、この電車でなく仕方なく次の電車に乗る」という人だっている訳だから、大変でも頑張ったのは偉い!