博多織の半幅帯の端をくけてみた
なんと一ヶ月ほど放置しておりました……
気がつけば8月、浴衣の季節。
放置の原因は針仕事がいろいろ重なっていたのもあったのですが、その一つがこれ。
手持ちの浴衣に合わせようと、楽天で購入した博多織の半幅帯です。
私の浴衣は50年ものの、母のお下がりの絞りの浴衣。
春に、私サイズに直してもらいました。
持っている帯も相当な年代ものなので、二つを合わせると漂ってしまう昭和レトロ臭……![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
いや、若い子なら逆に新鮮なのかもしれない。
でも私の年代だと、単に親のお古を着ている人になってしまう問題……![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
なので思わずポチってしまった。
インスタで追っている岐阜の呉服屋さんが、高級そうな浴衣にこういう単色の博多帯を合わせてるんですよね。
それがまあ、シンプルなんだけどめっちゃ上品で素敵なんですよ~
インスタの呉服屋さんは、八寸帯だったのだけど。
私の浴衣は絞りだし、浴衣っぽく着たいので、四寸単帯にしてみました。
最近絞り浴衣を着物風に着るのが流行ってますが。
真夏の愛知では暑すぎて。
さすがに無理がない???……
着物めーかんえぽっくで新調した、帯紐と帯揚げともぴったり~
バラエティ溢れる端の処理
基本着物って仕立てるものなので。
帯も完成品で売っていないことが多いです。
博多織の四寸帯の場合、そのまま使っても問題ないよう。
ちなみにお店にお願いすると、だいたい2000円~3000円ほど。
結構しますね……
端の処理の仕方は調べると案外まちまち。
折り込んで使う
折り込んで千鳥がけ
半分切って折り込んで千鳥がけ
残2センチに切って、半分織り込む
切ってギリギリラインで三折くけ
そのままでもいいじゃない![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
名古屋帯の界切線問題と同じように、どうやら端の部分は少ないほうが『粋』なようです。
半分折ってくけてみた
面倒なので、そのままにしておきたかったのですが。
着付け教室の先生からチェックが入ったので、先生直伝の方法でくけることにしました。
切らずに折込み、千鳥がけします。
1⃣ 端を内側に折り込む
絹を50%以上使っている博多織には、左側のような『博多織工業組合』の金色のシールが貼られてます。
ちなみにシールの博多織の文字はベストセラー『日本外史』の著者、頼山陽の手のもの。
江戸時代の漢学者であり、儒学者であり、歴史家でもあったマルチ文化人です。
博多織を知人から贈られた時の、お礼の歌から取った文字だそう。
2⃣ 折り込んだ端を千鳥がけ
見えないように、ある程度内側で千鳥がけします。
縫いにくいので、中を返して縫いました。
ちなみに単衣でも、帯地だからかめっちゃ硬いです……![泣](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/665.png)
![泣](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/665.png)
無理するとすぐに針が折れてしまう。
さすが博多織というべきか……![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
3⃣ 完成
結構幅、ありますね。
測ったら、2.5センチほど。
気になる人は切って処理してください。
別の浴衣とのコーデになりますが、結んだらこんな感じ。