四寸博多帯の端をくける | にちにち散歩

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オタクな二人暮らし主婦のどうでもいい日々。着物のお直しやベランダガーデニング。あとオタ趣味や散歩したことなどを綴ります。筑前国審神者。

 

博多織の半幅帯の端をくけてみた

なんと一ヶ月ほど放置しておりました……滝汗

気がつけば8月、浴衣の季節。
放置の原因は針仕事がいろいろ重なっていたのもあったのですが、その一つがこれ。
手持ちの浴衣に合わせようと、楽天で購入した博多織の半幅帯です。
 
私の浴衣は50年ものの、母のお下がりの絞りの浴衣。
春に、私サイズに直してもらいました。
 
 
持っている帯も相当な年代ものなので、二つを合わせると漂ってしまう昭和レトロ臭……真顔
いや、若い子なら逆に新鮮なのかもしれない。
でも私の年代だと、単に親のお古を着ている人になってしまう問題……チーン
なので思わずポチってしまった。
 

 

 

 

 

インスタで追っている岐阜の呉服屋さんが、高級そうな浴衣にこういう単色の博多帯を合わせてるんですよね。

それがまあ、シンプルなんだけどめっちゃ上品で素敵なんですよ~デレデレ

 

 

インスタの呉服屋さんは、八寸帯だったのだけど。

私の浴衣は絞りだし、浴衣っぽく着たいので、四寸単帯にしてみました。

最近絞り浴衣を着物風に着るのが流行ってますが。

真夏の愛知では暑すぎて

さすがに無理がない???……滝汗

 

 

着物めーかんえぽっくで新調した、帯紐と帯揚げともぴったり~ラブラブ

 

 

  バラエティ溢れる端の処理

基本着物って仕立てるものなので。

帯も完成品で売っていないことが多いです。

博多織の四寸帯の場合、そのまま使っても問題ないよう。

 

ちなみにお店にお願いすると、だいたい2000円~3000円ほど。

 

結構しますね……札束

 

端の処理の仕方は調べると案外まちまち。

 

 

 

折り込んで使う

 

折り込んで千鳥がけ

 

 

半分切って折り込んで千鳥がけ

 

 

残2センチに切って、半分織り込む

 

 

切ってギリギリラインで三折くけ

 

 

そのままでもいいじゃない音譜

 

 

 

名古屋帯の界切線問題と同じように、どうやら端の部分は少ないほうが『粋』なようです。
 

 

  半分折ってくけてみた

面倒なので、そのままにしておきたかったのですが。

着付け教室の先生からチェックが入ったので、先生直伝の方法でくけることにしました。

 

切らずに折込み、千鳥がけします。

 

 

1⃣ 端を内側に折り込む

 

 
絹を50%以上使っている博多織には、左側のような『博多織工業組合』の金色のシールが貼られてます。
ちなみにシールの博多織の文字はベストセラー『日本外史』の著者、頼山陽の手のもの。
江戸時代の漢学者であり、儒学者であり、歴史家でもあったマルチ文化人です。
博多織を知人から贈られた時の、お礼の歌から取った文字だそう。
 
 
2⃣ 折り込んだ端を千鳥がけ
 
見えないように、ある程度内側で千鳥がけします。
縫いにくいので、中を返して縫いました。
ちなみに単衣でも、帯地だからかめっちゃ硬いです……泣
無理するとすぐに針が折れてしまう
さすが博多織というべきか……笑い泣き
 
3⃣ 完成
 
 

結構幅、ありますね。

測ったら、2.5センチほど。

気になる人は切って処理してください。

 

別の浴衣とのコーデになりますが、結んだらこんな感じ。