ふき味噌をトッピングした鞍掛豆粥
朝粥は薬膳の基本であり、消化良く手軽にでき一日の始まりのエネルギー源となる。
貝原益軒の養生訓にも
「朝早く粥を温かくやわらかにして食べると胃腸によく、身体を温め唾液ができる」
とあり
豆を入れた粥は栄養面でも優れている
豆を入れた粥の詳細は「四色粥」をご覧ください。
【自家製ふき味噌】
弱った胃をいたわる発酵食品の味噌に苦い苦味健胃薬であるふきのとうを入れ春の陽の気によるのぼせをさましデトックスを促す。
<材料と薬味薬性>
味噌・・・・・鹹温
ふきのとう・・・・・苦温
みりん・・・・・・・・辛温
酒・・・・・・・・・・・・辛温
ハチミツ・・・・・・・甘平
クルミ・・・・・・・・・甘平
味噌(本朝食鑑)
腹中を補い、気を益し、脾胃を調え、心腎を滋(ま)し、吐を定め、瀉(下痢)を止める。四肢を強くし,ひげ、髪を黒くし皮膚を潤し~中略~病後のやせ衰えを壮にする。老人、小児にはともによい。専ら酒毒および鳥魚獣菜菌の毒を解する。
※豆粥には、自家製塩糀を使用
豆粥とふき味噌は、代謝を高め、デトックスに役立つ現代人に必要な薬膳といえる。