梅雨の薬膳粥
梅雨の湿邪を利水効果のある食材を使い
快適でだるさのない日常を
【材料】
ハトムギ 甘微寒 脾 胃 肺経
赤小豆 甘平 心 小腸経
米 甘平 脾 胃経
梅干し 酸鹹平 肝 脾 肺 大腸 腎経
カイワレ 辛平 脾 胃経
利尿、利水効果のあるハトムギ、小豆を用い、水滞をさばく。
特に脾胃は湿を嫌い、脾胃を補いながら水滞をさばく。
梅干しは三毒をさばき夏の薬膳には欠かせない。
塩は「海の精」を使うことで腎気を補い更に自然海塩のにがり成分の「苦味」が加わり
五味の調和が調った粥となる。
年に4回ある土用、春の土用は立夏の前の18日日間
一年の中で一番寒暖差が大きく、自律神経が乱れやすく
胃腸機能も低下しやすい時期
土用は五行論の五臓では脾にあたります。
脾は体の中央を治め、土の飲食物の精微である胃の気を他の臓腑に施す作用をなします。
太陰脾経は虚しやすく飲食の過不足、生活の不摂生や精神の動揺を受けやすく
「ストレスは胃に来る」と言われる所以です。
また、脾は、「五臓六腑の海」といわれ
脾胃は体の中央にあって水穀の気を五臓六腑に送り営衛して
筋肉、四肢を強くして元気を与えます。
これが土用に脾胃を養生する所以となります。
脾胃が元気でありば体全体が元気になり長生きすることができます。
土用に衰えやすい「脾胃」を補うには甘味の食材
甘味には米をはじめ甘平の食材が多く、相剋の鹹との二味のバランスが大切です。
胃が弱れば甘味の食材をとるとともに鹹味(自然海塩)で腎を補い
更に、肺・大腸を補う辛味を加えれれば怖いものなしとなります。
旬の野菜を使い、脾胃を補い消化を助け
気力体力を益すおばんざい薬膳
【材料】
春キャベツ 甘寒 胃経に帰経
<みそだれ>
三年味噌 大1
ごま油 大1
酢 小1~2
砂糖 小1
すり胡麻 小1~2
ラー油 適量
【材料】
牛肉 甘温 脾胃経に帰経
新玉ねぎ 辛温 肺大腸経に帰経
ニンニク 辛温 肺胃大腸経に帰経
塩 鹹寒 胃腎大腸小腸経に帰経
胡椒 辛温 胃大腸経に帰経
※みそだれでいただく
※付け合わせにタケノコの煮物、チシャ、ミニトマトを加え五味の調和、栄養バランス
が調ったおばんざい薬膳となる
「三年味噌はもはや薬」といわれ、体を温め消化を促進しアンチエイジングに役立つとともに
鹹味がマイルドになりほのかな酸味と旨みが際立ち食を進める