不登校の経験。 | 115万キロのフィルム

115万キロのフィルム

2023年3月に人妻になりましたが、結婚前から義実家との関係に不安を抱いているアラサーです。
2023年8月〜妊活中のため、カテゴリー移動してきました。

仲の良い友達や旦那にすら話したことのない事実ですが、私には中学時代、数ヶ月単位の不登校になった経験があります。


中学3年生の頃でした。

当時、学年の中でもいじめのボス的な存在の女子と同じクラスになってしまったことが全ての始まりだったと思います。


暴力的ないじめではなくて、気に入らない子がいたらクラスで孤立させるようにし向いたり、わざと聞こえるように悪口を言ったりするような陰湿ないじめをするのがその子の手口でした。


私もその標的になったことがあるし、

クラスメイトたちも孤立しないようにその子の機嫌を伺っているような空気に耐えられなくて…


それに加えて学生の頃は、独りぼっちの人の居場所がないというか…1人でいるのが恥ずかしい、浮いてるって思ってしまってた。


だから私は家の中に閉じこもることしか出来ず、不登校になりました。


当時の心境、あまり鮮明には思い出せないけど、

学校に行きたくない理由をちゃんと誰かに話したことってなかった気がする。


毎朝私の部屋まで来て学校に行くように説得を試みる母のことを煙たがっていたこと、

先生や違うクラスの友達も同じように何度も何度も家に来て、学校に行こうと声をかけてくれたことは覚えてるけど、

自分本位ながらあの時の私が一番欲しかったのは「学校なんて行かなくても良い」って言葉だったと思う。


当時、おじいちゃんの葬式だか一周忌だかで親戚一同集まった時に、叔父が「学校なんて行かなくて良いよな!」と笑い飛ばしてくれて、それで心が楽になったことは今でもはっきり覚えています。


そして大人になった今、あの頃の自分に言えることもたくさんあります。


まずは、今ちゃんと社会人として毎日働いているから安心してほしいということ。


まだ中学生のあなたには学校と家しかないかも知れないけど、大人になれば如何に狭い世界の中で生きていたかを思い知るから、そこで上手くやっていけなくても自信をなくす必要なんてないということ。


たまたま与えられた環境が、自分には合わなかっただけということ。


私は親の立場を経験したことがないから、あの頃の母の気持ちはまだ理解できないし、すごく心配をかけてしまって申し訳ない気持ちはもちろんあるけど、今私のことを信頼してくれていることはちゃんと伝わっています。


このブログに不登校の経験について書こうと思ったきっかけは、あくまで私自身のことでしかないけど、少しでも不登校児の親の方たちの安心材料になれば…と思ったことと、

いずれ自分に子どもができて、

中学の頃の自分と同じような境遇に遭ったなら、誰よりも寄り添ってあげたいと思ったので、書き記すことにしました。


今でも協調性はないし友達も少ないけど、だから困るとか生きにくいなんてことは全然ないです。

友達にも旦那にも話していないように、誇れるような過去では決してないけど、あの頃無理をしてでも学校に通うことが正解だったとも思ってないです。


かつて不登校児だった私も、今は楽しく元気に幸せに暮らしているというそれだけの話でしたバイバイハート