氏原さんの1日は朝4時から始まる。
多い日は1日で1500個のパンを作らなければならない。
まず、粉から生地を作る仕込み作業にとりかかる。
5時に窯でパンを焼き始め、
7時には総菜パンの具やクリームを作る。
そして9時、販売を開始する。
オープン時に並ぶのは10商品くらいで、
全商品が揃うまでにはかなりの時間を要する。
夏場は午後4時、
冬場だと午後6時くらいまでは常に作業をしている状態だ。
気付くと24時間働いていたこともある。
「来てくれたお客さんと話をしたり、
スタッフと会話をしたりするのが楽しい。
僕はパンを介して、
人と関わるのが好きなんです」と氏原さん。
いちばん嬉しいのは、
自分が作ったパンに対して「おいしかった」と言われること。
しかし、なかには厳しい指摘を受けることもある。
氏原さんは、
「自分達が気づかなかったことを気づかせて貰えるので、
勉強になる」と語る。
そんなお客さんの声を聞き、
小さめに作ったり、形を変えたり、
材料を変えてみたりと、
様々な商品を開発してきた。
試行錯誤を続け、
常に新しい商品を生み出している『濱田家』。
今後、どのようなパンが店頭に並ぶのか、楽しみだ。
この冬オススメなのが『ショコラベリー』と
『にくみそれんこん』。
特に氏原さん考案の『ショコラベリー』は
チョコレートの甘さの中に
ベリーの甘酸っぱさが程よくまざり、
女性好みの味わい。
「大変だと思ってばかりだとつまらない、
毎日充実させようと心掛けて仕事をしているんです。
だからこそ、時間を忘れるくらい楽しいし、
充実感も生まれてくる」
この言葉が私にとって
非常に印象深く残っている。
心から楽しみ、パンを作る事で、
それを手に取った人達にも幸せが伝わって行く。
だからきっと『濱田家』のパンは愛されているのだと感じた。
『濱田家』三軒茶屋本店
東京都世田谷区三軒茶屋2-17-11 グレイス三軒茶屋102
TEL
03-5779-3884
営業時間 9:00~20:00
Report by Murase




