さて問題なのが、その死亡へのフロー。
前田健 @ken_m614 1月18日
ここ二週間、ダイエットしている。主に炭水化物抜きダイエット、そして露骨な糖分をカットしている。
甘いコーヒーやジュースをやめる。お菓子をやめる。などです。
こないだ自分へのご褒美でビターのチョコをひとかけだけ食べたら涙出るほどおいしかった。
(https://twitter.com/ken_m614/status/688892902664093697より)
調べた限りでは悪のフローと申しますか、次のようなフローで死に至ったようです。
乱れた食生活の末、健康を害する
↓
生活スタイルが変えられないので糖質制限ダイエットを実践する
↓
結局乱れた食生活が改善されず、死亡フラグを立ててしまう
今年2月に急死した桐山氏も結局このフローに嵌ってしまい、心筋梗塞を発症してしまいました。
以前から私が記事にしていますが、推測している範囲内では、
桐山氏はⅡ型糖尿病になったにも関わらず、ワイフワークを変えられず乱れた食生活を改められなかった。夕食だけは玄米食にして穀類を召し上がってた。
乱れた食生活を続けた結果、心筋梗塞フラグを立ててスイッチを押してしまった、と。
そして、糖質制限ダイエットが乱れた食生活を正当化したい人の為の民間療法の域を出ないダイエットだと確信した次第。
放置出来ないのが、短期間で劇的に痩せる為に糖質制限ダイエットに対して過剰に妄信してしまう、所謂フードファディズムに陥る事なんですね。
短期間で劇的に痩せる事で過剰に妄信してしまう為に、乱れた食生活の改善がそっちのけ。
糖質制限を実践すれば、炭水化物類をカットするので血糖値は下がるしコレステロール値も検査で正常値に戻る人が多い。
だから、健康を戻したと錯覚してしまう。
糖質制限ダイエットの効果は末恐ろしい、と。
ですが、甘い物への誘惑を本当に断ち切れるのでしょうか。
>自分へのご褒美でビターのチョコをひとかけだけ食べたら涙出るほどおいしかった。
乱れた食生活を改善していない為に甘い物への誘惑を本格的に断ち切れていないから、こういう発言をしてしまうのではないでしょうか。
尚、ビターのチョコなので舌が苦みを感じてても、しっかり糖質は含まれていますから、久しぶりのブドウ糖に変換できる食べ物に身体が大喜びしていたでしょう。
糖質は糖質でもチョコに含まれるのは砂糖ですから、仮にGI値がそれほど高くなくてもグルコーススパイクを起こしていたのは間違いありません。
糖質制限ダイエット関連の書籍には、実践することで炭水化物に対する誘惑を自然と克服出来る等と書いてある場合もあります。自然と薄味に慣れるとかも。ですが甘い物への誘惑は食生活の乱れを改善しない限り克服など無理ではないか、と。
薄味って…塩分控えめな和食のような、塩分だけでなく脂質も控えた味付けを薄味というんですけれどね。
ここが恐怖の”落とし穴”。
大体、糖質制限ダイエットなんて、その言い出しっぺって誰だか考えれば疑ってかかるハズです。
江部?夏井?それとも故アトキンス?誰にしろ教祖と言われて実践している人達の食生活は一日三食規則正しいですか?炭水化物カットで糖代謝に必要なビタミンやミネラルを摂れてるか?逆に血糖値を上げるからと言い訳して更に朝食とか抜いているでしょ?
そして信者から教祖と崇められている彼らは、消費者をフードファディズムに陥れる布教活動を積極的に続けている。
最悪なのは、桐山氏が死亡した後に食生活の改善を試みようと玄米食を取り入れた事を江部が詰った事。つまり、糖質制限は食生活を乱した上で実践するダイエット法であり、食生活の改善は禁止という判断だと私は解釈した次第。高血糖状態の期間が長い、というのも結局は食生活の乱れの結果以外の何物でもありませんよ。
こんなダイエット法に自分の健康を求める方が変ですね。
この食生活の乱れ→糖質制限→死亡という悪のフロー、3人目、4人目と犠牲者が出れば消費者に認識されるは必至でしょう。
これに異を唱えるセイゲニストがいても食生活が乱れていては何の説得力もない。
日頃正しい食生活を心掛けていれば、自分を追いつめて死期まで早めてしまうような極端な糖質制限なんてやらなくて済むのでは、という事。
正しい食生活が出来る人は、最初から炭水化物の過剰摂取などしませんから。
もう一度本日午前中にうpした記事で紹介したYouTube動画を2本貼っておきますので是非参考にして下さい。何故消費者は食生活を見直す前に糖質制限ダイエットに嵌ってしまうのか。私がこれ以上自論をブツブツ言わなくてもその答えが誰にも分かると思います。
食生活の乱れを正さないで痩せるダイエットはインチキというだけでなく危険を伴うのでは。3人目、4人目と犠牲者を出さない為に、これらの動画を紹介することにしたのです。