N/Cレート、その食材にどれだけ栄養素が含まれてるかって指標ですね。
大雑把に言えば、加工食品は加工される程この値が低く、殆ど加工されていない状態ほど高いという話。
カロリーが高めな割りに栄養素が少ない精製された主食や菓子、ジュース類は当然低い。
ビタミンやミネラルは食事の満腹感を得られやすく、カロリー高めで栄養素がすくない食品は満腹感を得られにくい、らしいです。
でも、「加工食品」って言ってもどのように加工した場合に低くなるのか。
このところの定義が一般人には曖昧で理解しづらいですね。
はっきりしてるのは糖質類使って加工されたら極端に低くなる、ということ。
大豆なら納豆や豆腐は高いが、甘煮は低いっていうことらしい。
でも、糖質を悪にしているからって糖質制限に導入出来るか、
と思ったら大間違いみたい。
これ、要するにGI値とN/Cレート値が反比例しているだけのようです。
総じてGI値が低い食材はN/Cレートが高いです。
ただし、あくまでカロリーに対する栄養素の割合なので例外的にN/Cレートが高くてもイモ類(ジャカイモ等)や大豆以外の豆類(小豆等)のように高GI値食材もあります。
つまり、糖質制限とは相容れません。
低GI値(低インスリン)ダイエットと違い、糖質制限は過剰摂取を防ぐ手段が糖質を「抜くだけ」ですから。
基本低GI値ダイエットは過剰摂取を防ぐ手段が糖質を「上手く制御する」なので。
低GI値ダイエット実践者の中にはジャガイモやニンジン・レンコンの根菜を摂りつつ血糖値の急上昇の抑えが出来ている人もいますからね。
低GI値ダイエットを既に実践している人には問題ないダイエット法だと思います。
今のところ水面下に潜っていますが、N/Cレート・ダイエットは原則加工食品NGのようなので、果たして盛り上がるのでしょうか。
そういう意味で糖質制限食、MEC食、グルテンフリー食とは相容れない部分が多いようなので実践したけどダメだった、という人が飛びつく可能性はありますね。
もうすこし様子見した方がよさそうです。
さて、もう一つ。
低GI値ダイエットは糖尿病患者には向かないと某ブログにありましたが、
それは嘘ですね。
私は一日に必要な糖質を摂取しつつ低GI値食材の導入で血糖値やヘモグロビンの値を自力で下げましたから。
健康診断で糖尿病と診断されてこれから食事治療にチャレンジする患者さんはスー○ー糖質制限食にいきなり飛びつかず、まず栄養士に相談することをオススメします。
栄養士はどちらかというと低GI値食品肯定派です。
ビタミンやミネラルが豊富な食材なら積極的に摂りなさいと指導すると思います。
N/Cレートの高い食材は栄養士もすすめてくると思います。
だからといって食事が偏っては意味がありませんが。