TVで特集する食べる系ダイエット、昔ならタマネギ・納豆・サバの缶詰・お米ばかりのダイエット、最近では糖質制限からMEC食。
ダイエットに必死な方は次から次へと他人の真似を試しては挫折するケースが後を絶たないようですね。
自分に合ったダイエット方法は人によって違いますから。
幾ら流行ってても自分に合わないダイエット法なんて絶対成功しません。
さて、そんな他人に流される典型の話。
以前記事にしたグルテンフリーですが、主婦のブログに以下のような文句が(笑)。
「糖質制限中で江部氏が推奨してる小麦ふすまパンを買ってたけど、小麦ふすまってグルテン多く含まれてるから食べると胃や腸に穴あけるらしい。騙されたー!グルテンフリーこそ最高」
なんかMEC食信奉者のブログと同じような文言…。宗教か何かですかね。
…んなことないでしょ。ハヤリに流されすぎです、正直。
この主婦、自然治癒なんちゃら会に洗脳されちゃったのかな?
このブログを読んで以来、面白いので更に色々ググってみました。
炭水化物には2種類あって、消化性(糖質)と難消化性(食物繊維や糖アルコール)。
消化性は周知の通りブドウ糖になり最終的にエネルギー消費や脂肪として蓄えられる。
難消化性は簡単に言うと善玉菌のエサにしかならない。
でも善玉菌がくたばってしまうと人間の体内はどうなってしまうのか、専門知識なくても理解出来ますね。
悪玉菌ばかり増えたので飲むヨーグルト何たらで腸の善玉菌を増やそうとしても、これが医学的には難しいとかって話。
そんな余計なことをしなくても低GI値の炭水化物を摂取すれば、糖の吸収が遅れる為善玉菌にエサを与えることは出来ますよ。
糖質制限は基本的に低GI値理論ありきで成立するダイエット法です。
糖質を抜けば劇的に痩せるとか肉は沢山食べられるとか勘違いして
タマネギも納豆も糖質含むからって食べなくなるので失敗するのです。
なので糖質制限失敗したから、これから流行りそうだからって無闇にグルテンフリーに飛びつかない方がいいと思います。
そういう人は飛びついても結局また失敗する可能性が高いです。
結局人間に必要な栄養素が欠落する危険性はグルテンフリーも変わりありません。
グルテンフリーのダイエット効果に関して科学的根拠のエビデンスは殆どありませんし。
グルテンフリーは小麦アレルギーやグルテンが原因による疾患(セリアック病等)には有効でしょうけど、ダイエットとしては如何なものでしょう。