たまさんのおすすめ韓国映画!「ハン・ゴンジュ17歳の涙」は、主人公以外全部地獄に堕ちろ!です。 | マズル刑事

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マズル刑事(デカ)と読む。ネコ刑事、299分署勤務
今日も朝から張り込み捜査、大真面目な性格が長所!

「はーい!今日ご紹介する映画は、

2004年に韓国で起きた

「密陽女子中学生集団性暴行事件」を

題材した映画「ハン・ゴンジュ17歳の涙」

です。とても重い映画です。

そういえば30年近く前、日本で起きた

コンクリート詰殺人事件の犯人の後日談で、

犯人の1人が51歳で孤独死して、

それもトイレのタンクに首か頭が挟まって

死んでいたという、まるでデスノートの

映画みたいな人生最後の姿が報道されてました。

日本も韓国も悲惨な性被害事件はあるけど

映画化することで被害者は何も悪くなくても

こんなに酷い結末が待ってるってことを

世の中に訴えて今からの社会は

こうではいけないと

皆の心に刻む、、、被害者が逃げなくてもいい

世の中を作らなきゃとの思いから

生まれた映画なのかな?と

思います。だってそう思わなきゃやってられないし」

「あ!今日はふざけれる場合じゃないから

あの2人は置いてきたわ。

たまが思う存分吐きます!!」

「まずタイトルにあるように17歳の

ハン・ゴンジュは普通の高校生。口下手風では

あるけれど仲良しの友達もいて貧しい暮らしを

バイトで繋ぎながら生きていたの。両親は

離婚してて父さんと2人暮らし。お母さんは

出ていってすでに別の家庭を持っているから

彼女は多分寂しい気持ちを抱えながら

生きていたと思うのね。いろんな解説を

ネットで見たらこの事件をきっかけに

家族が崩壊したって書いてあるけど

映画ではこの事件が起きた時、母親は

すでに家にはいない設定になってたけど、、

どうなの?」

「映画では、彼女が性被害事件に巻き込まれて

学校にいられなくなり転校させられるシーンから

始まります。冒頭シーンで彼女は

騒ぎ立てることも

なく、反抗することもなく、ただ静かに、無口な

少女として登場するの。」

「彼女が連れてこられたのは、前校の男子教師の

実家。彼も校長になんとか

世話をしろと言われて、

仕方なしに、自分の実家に連れてくるの。

この母親がまたアバズレ風味なのです。

この先生はハン・ゴンジュ彼女の味方なのか

自分の保身で彼女の世話をしてるのか

よくわからないけど、とにかく敵ではない」

「今日はね、映画の紹介っていうより

私の怒りの場になちゃうから、

もう結論から言っちゃうと、

ネタバレしますからよろしくです。」

「彼女は親友と一緒に行動して性被害に遭い、

性被害に合ったもう1人の女子は自殺してます。

こっちは妊娠してたから自殺ってことに

なってるけど主人公が性被害に合う時、

そばにいたのが、この友達で二人は親友。

いろんな意味で苦しかったと思う。

でも待って!このあたりが

よくわからないの。ある男の子がいて

男子生徒たちにいじめられてて、、

それでたくさんの男子たちが自分の家に

親友と一緒に来たような感じかな。

なぜわかりにくいかというとこの映画

時系列に並んでなくて過去に戻ったり

また現在に来たりする。わかりにくい。

とにかく親友は自殺、1人残された彼女。

自殺した娘の親が訴える。学校は事件を把握、

残った彼女を遠い地方の学校へ編入させます。

その段取りを担任?担任かどうか忘れたけど

自分の実家に連れてきて

母親に世話をしろって頼むの。」

「この母親がとんでもないあばずれ風の

おばさんだけど、私はね、思うの。おばさんは

唯一彼女の味方だったような気がする。

彼女とおばさんの心が通じてる気がした。」

「彼女には家を出て行った本当の母親がいて、

色々苦しい時に母親を訪ねるけど、、

この母親は男と一緒にいて新しい家庭がある。

もう娘はただのウザい存在。

もう来ないでね、みたいな扱いをされる」

「ここにもイライラですよ。

母親なんだから娘が苦しい時は

寄り添うでしょ!?って思う私は親に

愛を受けて育ったからでしょうか?

大人になってから気づいたこと、

どこの家の母親もご飯を毎日毎日

作ってくれるわけじゃないってこと。

どこの家の母親でも子供を愛して

大事にしてくれるわけじゃないってこと。

私はたまたま毎日ご飯をつくてもらって

親にテストが70点でも褒められ、

40点でも問題が悪いと一緒に笑い、

教科書に漫画を書いても絵が上手いと

褒められ、寂しいとか1度も思わずに

育っただけってことよ」

「世の中にはご飯を作らない親もいるし、

娘より自分の新しい男との

生活が一番大事な母親がいるし、

娘より目先のお金が大事な父親がいる

ってだんだんわかってきたのよね。」

「映画に戻ると、事件の後、新しい学校で、

彼女はクラスメイトと壁を作って過ごします。

でも映画ではおせっかいの

女子が登場して彼女と仲良くなろうとする。

その女子はコーラス部で

こっそり聞いた彼女の歌声に惚れて

仲間に彼女を紹介て取り込もうとする。

主人公は最初は心を閉ざしていたけど

だんだん、馴染んで心を開いてくる。

仲間が歌が上手い彼女を動画に撮って

歌手にさせようとしたり、

彼女たちにすれば良かれと思って

したことだけど、やがてその動画は

彼女の過去を晒すことになってしまう」

「動画の拡散により彼女の居場所は

世間にバレて「示談書を書いてほしい」と

加害者の親たちが学校に押し寄せたの。

手を差し伸べたコーラス部の子たちも

彼女 の性被害の過去を知り離れてゆく。

コーラス部の女子高生達は

普通の映画なら、彼女を守るはずなのに

この映画では彼女を切り捨てた。

これは多分監督の考えだと思うけど、

この物語の救いはどこにあるのか?

私はわからないままでした。」

「まさにネタバレだけど、

ラストシーン、絶望した彼女は橋の上から

飛び降りて死を選ぶんですよ。

死ぬ前にコーラス部の女子に電話を

かける。でも彼女と仲良くなりたがった

女子は電話に出ない。大勢の男たちから

性被害にあった彼女を無視するの。

映画は橋から身を投げる彼女の姿が見え

そこで終わり。このラストには唖然です」

「加害者の生徒たちはもちろん

彼女に示談書を書いて訴えを下せという親。

お金に目が眩んでネタを売った彼女の父親。

自分が男と暮らすことだけ考える母親。

なんとか穏便に済ませようとする学校。

自分の出世しか考えない前の学校の担任。

新しい学校で友達顔したのに

いざ事件を知ったら彼女から手を引いた友達。

全員なんなんですか!?こんな奴らには

もう、デスノートしかないですよ。

こんなのもう、漫画に出てくる

復習屋に頼むしかない。」

「この映画に新しいラストをつけるなら

川に飛び込んだ瞬間に、例えば、

「コンクリートユートピア」の映画が

はじまればどうですかね。

世界が崩壊してしまう。」

 

「クズの加害者もクズの加害者の親も

学校関係者も誰も彼も鬼畜どもは全員死んで、

しかし彼女は生き残る。世界が滅びるから

ネットに上がった性被害の動画も何もかも

消えて、全て一から復興が始まる。

それがいいわ。そうしてください、、、

この映画のラストをコンクリートユートピアの

映画の始まりと繋げてほしい。」

「それか、鬼畜は必ず地獄に落ちる

システムにならないものでしょうか?

誰も見ていなくてもお天道様が見ている、

私が子供の頃は親がそう言ったものです。

バカリズムあたりがなんか脚本書けないの?」

「そうそう、この映画の題材になった

女子中学生の集団性被害事件は、

別の視点から全く別の映画にもなってます。

「ポエトリーアグネスの詩」という映画です。

まだ予告編しか見てないけど

これは加害者の家族が主人公。

自分の孫が、集団性被害の加害者の

1人と知った祖母が主人公なのです。

「ビー・デビル」という映画も同じ題材で

上がってくるけど、これはちょっと

アレンジしすぎでこの映画とは

離れているから今は見ないけど、

アグネスの方は探して見て見たい。」

「「ハン・ゴンジュ17歳の涙」は、

ロッテルダム国際映画祭最高賞など

数々の映画賞を受賞したって書いてあるけど

ラストを絶望で終わらせてるところが、

悲しいですね。でも見てもらって

社内問題として「絶対してはならない犯罪」を

頭に焼き付けて欲しいかな。予告編はこちら」

私はこの映画3.5マズルかな。

ハラ立つけどね、それでも映画だから。

映画の制作はすごく良くできてて、

俳優たちもうますぎた。主人公を演じた

イ・スジンは、脱力感のある演技が

最高に上手かった。それと無理に映画らしく

偽善的に作らずリアルを求めてるとこも

それはそれで評価したい。でもねえ

ああ、、来週は明るい映画を

紹介したい!!

そうでもしないと爆発しそう!!

そんなこんなで来週までちゃお!

 

 

 

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