たまさんのおすすめ韓国映画!「オマージュ」は地味な映画、でもたった一つのシーンで評価バク上がり! | マズル刑事

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マズル刑事(デカ)と読む。ネコ刑事、299分署勤務
今日も朝から張り込み捜査、大真面目な性格が長所!

「はーい!今日はね、すごく地味な映画で、

人生がうまくいってないミドル女子の

隅っこを見せられるような内容で

楽しく見れる映画ではないんだけど、

大好きなシーンが1個あるだけで、

映画自体が好きになれた、そんな映画

「オマージュ」をご紹介するわ」

「暗い映画ですか?」

 

「いや、暗い映画ではない」

 

「でも楽しくないんすね」

 

「楽しくはない」

「深い映画っすか?」

 

「いや、深くもない」

 

「ええ!」

「あ、、先に進まない、肉を食えないっす!」

 

「たまさん、ストーリーをどうぞ」

「そうね、行くわよ。大昔の映画の

修復プロジェクトに携わることになった

女性映画監督が、映画の修復作業をしながら

いろんな人生の先輩のような人と出会って、

少しだけ前向きになっていく、、感じ」

 

「、、、、、」

「まあ、ミケットには全然向かない映画よ」

 

「たまさんには?向くんすか?」

「私はこの、主人公の女映画監督と

近い歳だし、おばさんの惨めさや、悲しみ、

辛さなんかはわかる。わかるけど、

あんまりわかりたくないのよ」

「??」

 

「はっきり言うと、

こんな風な人生を送りたくない感じ」

 

「ええ!」

「共感するけど、その方向に行きたくない!

引っ張らないで!!って感じ」

 

「あのーもう少し詳しく」

「そうね、、主人公は、あのパラサイトで

お金持ちの家の地下に夫を隠していた

家政婦役のイ・ジョンウン!だいたい、

キャリアじゃないおばさんの役が多いけど、

今回はね、映画監督!働く女子よね。」

 

「あのパラサイトの家政婦役の

おばさんが、映画監督!!」

 

「それ!」

「そうなのよ。でもね、最初、イ・ジョンウンさんと

わからなかったの。眼鏡をかけて、

カジュアルなファッションだし、髪も

さっぱりしてるのよ。」

 

「へえええ、、」

「だからいつもの役より、若めの設定かな。

息子が高校生、旦那は昔ながらの

家事はせず、偉そうにしてる感じ。

ただパワハラではなく、パンツでビール飲んで

ソファーに寝転ぶその辺のおっさん。

この役を、よくドラマや映画で、

おじさん代表みたいな役で出てくる

クォン・ヘヒョ!ベテランよね。」

 

「、、、」

「おい、探偵!クォン・ヘヒョって?」

 

「知らないっすよ、、

たまさんもいぶし銀じゃないから、

さらっと流してるっす!」

 

「だな、、」

「でね、映画監督だけど、3本しか撮ってないし

ヒット作に恵まれず、新作を撮る目処が立たないの。

お金もやばいし、旦那は家にお金を入れないし、

困ってたら、60年代に活動した女性監督が

残した映画「女判事」の修復をしないか?って

それも100万円で、、って言われて

2つ返事で受けたのよ」

 

「はいはい!

100万なら二つ返事っす!」

「ところが、作業は思ったより大変!

作業を進めているとフィルムの一部が

失われているし、その映画に関わった人は

もうみんな他界していないし、、で、

ジワンは、女性監督の家族や関係者を訪ね、

失われたフィルムの真相を探っていくの。」

 

「お!面白そうじゃないっすか」

 

「ここまではね」

「そうよ、この辺りはまだ序盤で

こりゃ、すごい秘密が隠されてて!

って思うじゃない、、、」

 

「違うんすか?」

「女性がタバコを吸うシーンがあったから

当時の情勢からカットされた、、って」

 

「えー、秘密ってそれ?」

「しかもそのフィルムは、古い映画館に

置いてある帽子の中に、隠してあったのが

簡単に見つかり、映画の中盤ですぐ出てくるし」

「当時は、帽子の縁に隠したりしたらしくて。

私はね、消されたフィルムってワードから、

もっとさ、お墓の中から出てくるとか、

死んだ女監督の家の壁が隠し扉になってたとか

期待するじゃない、、、」

「あはは、それは映画の見過ぎですよ」

「それよね、笑。で、主人公のジワンは、

当時の映画に関わった人たちが、

少しだけ見つかったので、

その人たちを訪ねるの。まずは、女性監督の

娘さん。娘さんから当時のシナリオを

もらい、さらに監督の昔の写真を預かるの。

で、当時、その監督や、編集者がいつも
集まっていた喫茶店がまだあるって知って
訪ねるのよ、そこには頑固ジジイがいて
当時を覚えてて、いろいろ教えてくれる」
 
「頑固ジジイ!」
「そのほかに、映画に出演してた
俳優も老人病院みたいなとこにいて
会いに行くけど、ちゃんと話せないような
状態で、、、」
 
「みんな老人」
「そうなのよ。でね、はっきり言って
この映画は、あまり盛り上がりなく、
地味のまま終わるけど、
私がこの映画を好きになる瞬間が
あるから聞いてね」
 
「はいはい」
「娘さんから預かった写真に、
女性監督と一緒に写ってる女性がいて
彼女は編集者。映画がフィルムだった時代に
フィルムとフィルムをつないで編集する
仕事よ。フイルムかざして、ハサミで切って」
 
「ええ?ハサミ?
今は、スマホで編集できるっすよ」
 
「昔の風情があった頃だ!」
 
「で、今は田舎に住んでる
足の悪いおばあさんなの」
 
「老後の人生!」
image
「田舎に一人暮らしで、レコードを
かけて音楽を聴くのが、一番の趣味。
昔は歌手志望で。でも歌手を諦めて
映画会社で編集の仕事をして
知り合ったのが女監督。当時は女が
差別されてる時代だけど、二人は
監督と編集者で、キャリアウーマンよね」
 
「ふむふむ」
「消されたシーンのフィルムが
隠されてて、たくさんの帽子から
それを見つけたジワンは、その
バラバラのフィルムを持って
おばあさんの家を再び尋ねる。
するとね、足をひきづってた
ヨボヨボのおばあさんの顔がキラン!
消されたシーンを修正しましょ!って
古い機械を引っ張り出し、首に
フィルムをかけてね、シャキーン!」
仕事する女の顔になる。かっこいいの!
一瞬にして映画のフィルムを編集してきた
キャリアウーマンに戻るのよ。
ああ素敵、、おばあさん、惨めに

慎ましやかに老後を暮らしてるって

思ったけど、違うのよ。彼女の頭の中では

編集の仕事をして、時代の最先端にいた頃の

自分がまだ生きづいてるの。」

「あのかっこいい姿、あれを見るためだけに

この映画をオススメできるわ。」

「たまさんも昔は現場で刑事でしたね」

「、、、、マズル刑事、それは

言わない約束でしょ、、」

 

「そうでした、、、」

 

「俺の知らない時代っす、、、」

「しみじみしてきたわね。

魚でも食べに行く?マズル刑事」

 

「ですね、、うまい煮付けの

店をボスに教えてもらいましたよ」

 

「流れがやばいっす、、肉が、、」

「あ!そこ行って、熱燗でしみじみ

語りましょ、、その辺の、

Z世代の平和ボケ猫は置いといて」

「そうですね」

「待って待って!!

平和ボケって!ちょっと

裏切るっすか?マズル刑事!!」

「煮付けなんか嫌いじゃん、お前」

 

「魚の煮付けは嫌いっすけど、

豚角煮とかは好きっす!!

トロも好きっす!!

とろとろの肉はもっと好きっすけど!」

 

「ついてくんな、、」

 

「さあて、みなさんとはこの辺で。

この映画ね、昔の映画の謎を解きながら、

主人公ジワンの悲しい人生も浮き彫りにされます。

子宮筋腫で出血して倒れて即手術、

子宮を取ります。命に別条はないけど、

そのあと喪失感に襲われます。

昔の映画を撮った女性監督の時代から比べたら

2023年になって、まるで女性は

解放されたように思われるけど、全然です。

それは私も日々感じてること。

いつもいつも、女ばかりにしわ寄せが

きてて、それで世の中が回ってることを

知っているのか?増税メガネたち。

女が我慢しなくなったら、

この世は終わりだぞ!って

この映画のジワンの人生を見てると

叫びたくなります。

私はこの映画、3.5マズルかな?

じゃあ来週までちゃお!」

「マズル刑事のせいで、肉が!

夜中に襲うぞ!」

マズル刑事のツイッターっす!

油断してたら更新されてるっす

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