「マスター、前にサリンジャーの
半生を描いた映画
「ライ麦畑の反逆児」の話をしたけど、
「ライ麦畑で出会ったら」
って映画見た?」
「いえ、見てないですね。
そんな映画出てたんですね」
「青春映画なんだけど、
周りと馴染めない、冴えない高校生の
ジェイミーって男の子がいるんだけど、
全寮制の男子校の。ジェイミーは
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」
に感銘を受けて、演劇として脚色して、
舞台化することを思いつくんだけど」
「へえ~」
「でも、舞台化するなら
作者の許可が必要だと教師に言われて、
サリンジャーに連絡を取ろうと
するんだけどマスターも知っての通り、
彼は隠遁生活をしていて居所は
わからないし、出版社とかに
尋ねてもわからない」」
「そうですよね、有名な話です」
「それで、サリンジャー宛の手紙に、
作品への思いとともに、いかに自分が
主人公のホールデンと同じかとか、
学校が監獄だとか、同級生がロクでもない
とか書くんだけど、手紙が同級生たちに
見つかって、回し読みされて
嫌がらせに合うようになるんですよ」
「あらま」
「それで、ジェイミーは
学校を飛び出して、サリンジャーを
探しに旅に出るんす」
「青春映画のお約束で、他校の
ブロンドの美人が好きになったり
するっすけど、当然その子は
スポーツ万能の同級生と
仲良くなったりするっす」
「ああ~、お決まりですよね」
「ブロンド憧れっす!」
「それで出かける日に、その
ブロンドの女の子に一目会いに
行くんですけど、そこで出会ったのが
以前演劇サークルのパーティーで
話しをしたことのある、
ディーディーって女の子で、、、」
「おお」
「今から、サリンジャーを
探しに行くんだと説明して、その後
ヒッチハイクしているとそこへ車で
やってきたのが、ディーディーなんです」
「おお~」
「心配だから、一緒に
探しに行くというんです」
「途中で、夕暮れの草原で二人で
植物の綿毛を吹き飛ばしながら
願い事を言うシーンがあるんですけど、
美しい映像と相まって、
キュンキュンくる場面です」
「その後、なかなか見つからなくて
夜になって仕方なくモーテルに
泊まるんですが、ぎこちない
キスシーンや、経験がなくて戸惑う
ジェイミーが、外の空気を
吸ってくると言って出て行ってしまった後
男の子ってウブなんだからと
呆れるディーディーの可愛さ!」
「ディーディー最高っす!」
「ジェイミーには、実はベトナム戦争に
行った兄がいて、この兄がジェイミーの
性格に陰を落とす、
キーポイントになってるんですけど、
やがてジェイミーが彼にとって辛い、
ある事実を受け入れることで、
周りを恨んでばかりじゃなくて
自分から変わっていく
きっかけになるんですね」
「そのきっかけを作るのも
ディーディーなんすよ!」
「あ~」
「サリンジャーの住んでいる村は、
サリンジャーの静かな生活を守るために、
村の人がそんな人はいないとか、
ウソの道を教えたりするんですが、
ついに二人はサリンジャーの
家にたどり着いて会うことが
できるんですけど、彼は
脚本なんか書いてないで、
自分の物語を書けっていうんですね」
「結局、上演許可はもらえず帰っていき
ディーディーの説得もあって
学校に戻ることにするんですが、、、
って感じで、ここからもう一山
あるんですけどね」
「一番驚くのが、この映画は
監督のジェームズ・サドウィズって人の
実体験だってことです。」
「サリンジャーに会いに行くまでが85%
会ってからが99%実体験らしいっす
でも、ディーディーだけは
創作らしいっす(泣)」
「そうなんですね!へえ~
しかし若いときってのは、自分は
人とは違って特別だって信じたくなるし、
全能感をもっちゃったりね」
「後から思い出すと
恥ずかしくなることがあったりねえ~
若気の至り?ははは」
「んん?
顔が赤いっす!
「マズル刑事、、、
お代わりでもどうです?」
「、、、ああ
もらおうかな、、、」
「二人とも、青春時代に、
どんな恥ずかしい過去が
あるんすか?、、、」
................マズル刑事のオススメ映画.................
「ライ麦畑で出会ったら」
1969年、アメリカ・ペンシルベニア州。
学校一冴えない高校生のジェイミーは、周囲
ともなじめない孤独な生活を送っていた。
そんなある日、若者のバイブル「ライ麦畑で
つかまえて」に感銘を受け、演劇として脚色
することを思いつく。しかし、教師から舞台
化には作者であるJ.D.サリンジャーの許可が
必要だと告げられる。そこで、連絡を取ろう
と試みるものの、隠遁生活をする作家の居所
はつかめないまま。ある日「ライ麦畑で
捕まえて」への思いや、学校や友達への悪口
を書いた、サリンジャー宛の手紙を盗み読み
されて、同級生から嫌がらせを受けた
ジェイミーは寮を飛び出してしまう。そして、
演劇サークルで出会った少女ディーディーと
ともに、サリンジャー探しの旅に出ることを
決意する。自らの新しい物語の一歩を、
踏み出すまでの道のりを描いた青春ロード
ムービーに、マズル刑事も涙ポロン
公式サイト・予告編はこちら
「ライ麦畑の反逆児」の記事はこちら
https://ameblo.jp/switch-ad/entry-12500528501.html
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