マズル監督の「私たちの幸せな時間」についてちょっとだけ語りたい。 | マズル刑事

マズル刑事

マズル刑事(デカ)と読む。ネコ刑事、299分署勤務
今日も朝から張り込み捜査、大真面目な性格が長所!

ちゃお!
マズル刑事です。

またまた登場です(笑)

 


油断してましたね?
ちょっとだけ語りたい映画があった時に、
登場するマズル監督。

 

昨日も、ちょっとだけ語りたいコーナー

だったのに、、、え!ってなりましたよね?

不定期だろうと油断しましたね?
油断してるとすぐあるわけですよ。

 

(だって常に語りたいもん)

 

今日紹介するのは
「私たちの幸せな時間」

ストーリーはこうです。



3度目の自殺未遂を起こした

女性ユジョンは、

昔、歌手をしていた自分の歌を、

聴きたがっている男がいると、シスターの
伯母に連れられ刑務所へやって来た。

刑務所の面会部屋にいた不快な印象の

男の名はユンス。

3人の人間を殺した死刑囚だ。
今までユンスの元を訪れる面会人は、

同情の視線で見るが、彼女は違った。

問いつめるように話すユジョンの姿は、

ユンスの興味を惹く。
ユンスは、ユジョンと自分が

どこか似ていると感じる。
2人は、毎週一度、木曜日のわずかな時間に

会話を重ね、やがて互いに心を開き

それぞれ心に秘めた秘密を告白する。

それは、2人が生きる希望を失った理由だった。

互いに傷を見せ慰め合い、2人の間には
愛と生きることへの希望が生まれる。

いつしか、週に一回の面会が
2人にとって最も幸せな時間となり、

死を求める心は消え去り幸せな時間が

少しでも長く続くことを願うが、

叶うはずもなく、死刑囚のユンスに
残された時間はわずかしかなかった…。

、、、とこんな映画なんですが、、

この映画は、韓国映画好きの

たまさんから

「とにかくカンドンウォンが

かっこいいから見て!」

としか説明を受けずに見たわけです。

確かにイケメン俳優で、昔は

ドラマなどにも出て、

彼の有名な映画

「オオカミの誘惑」は

美しい顔の高校生役で、

女子の心をわしづかみ、、

 

だったのですが、、

 

この映画は、そんなアイドル映画ではなく、

めちゃ、重い映画でした。

悲しすぎるストーリーと

死刑という重いテーマを

ごまかしではなく、

執行シーンまできっちり見せるという

しっかりとした映画でした。

 

物語は、主人公のユンスが

子供の頃から始まります。

これがもう目を覆うような

悲惨な生活で、彼は地下の隅で

ダンボールに寝るような子供でした。

目の不自由な幼い弟をかばいながら

必死で物乞いをして集めた小銭を

他の子供達に取られ、

ただ地下の床に寝転んで

悲しみの底の底に落ちています。

朝起きると弟は冷たくなっていて

世界にたった一人ぼっちになって

しまうユンス。

 

そんな彼が、どうやって大人になって

いたのかは、この映画では

端折ってありますが、普通の生活を

してこれなかったことは安易にわかります。

 

彼が死刑囚になってしまった。

 

彼が生まれてから死刑囚になる前に

それを食い止める術は

なかったのか、、とマズル刑事は

考えました。

悲しいのは、それを食い止めるべく

現れた「生きる希望」の象徴、

彼にとっては「光」になるべき

ユジョンという人物と

出会えたのが、彼が死刑囚に
なった後でした。
光が見えて、温かさを感じる
幸せな時間を持てたユンスの
未来にあるものは「死刑」

光が見えれば、
人は生きたい、前に進みたいと思うし、
光が見えないからうずくまってしまう。
なぜ、もっと前にこの光に
出会えなかったのか、、
とてもとても悲しい気持ちで
いっぱいになり、、、

 


一つ心に残るシーンに、
彼が刑務所の中で、
十字架のアクセサリーを
作るシーンがあるんです。

それを作る彼の目は
とても前向きで、
自分の光であるユジョンに
それをプレゼントしたいと
一生懸命、磨いて作る。

そんな気持ちが、人生を絶望した
男の中に芽生えたことが
胸を打ちます。これが刑務所でなく
普通の生活の中で、できていたら
こんなことには、、と悲しくなります。

そしてクライマックス、、
最後の死刑執行場所に向かうシーンで、
カンドンウォンは、

気持ちをざわつかせる演技をします。

彼が、自分で考えたという
そのシーン、、それは、、
執行場所に行くまでの長い廊下で
片方の靴が、ポロリと脱げる。

それはわざとなんです。
10秒でも、5秒でも
長く生きていたい。
死刑執行場所に行きたくない。
靴をわざと脱げたようにして
刑務官に、靴が、、と。
そのあと靴は履きましたが
足がもつれてうまく歩けない、、
最後はひきづられるように
その廊下を歩いていきます。

あんなにいつ死んでもいいと
捨て鉢になっていたユンスが、
数秒を名残り惜しんで生きようとする。

光が見えるって
もっと会っていたいと思える人に
出会えるって、、
人をこんなんふうに変えるんだと
胸が苦しくなりました。

明るい映画は、見ていて楽しいし
大好きですが、
胸が苦しくなる映画で、
救いようのないラストで、
「好きな映画」としてご紹介するのは
この映画だけかもしれません。
なぜなら、この映画には、
今、自分が、生きていることの
ありがたさを感じるからです。

とても静かな映画です。
とても悲しいラストです。
でも、この映画、
一人で見ることをおすすめします。
 

はい、もうお時間が来ました。
ちょっとだけ語りたい映画があった時に
またお会いしましょうね。
ちゃお!

 

私たちの幸せな時間

「パイラン」「力道山」の

ソン・ヘソン監督

「義兄弟」「オオカミの誘惑」

「マスター」のカン・ドンウォン

「凍える牙」のイ・ナヨン

 

 

 

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