「夏にぴったりの捜査だぞ」
ボスは笑いながら、二人を送り出したけど。
そこは、日本で一番怖いと言われている
あの遊園地のお化け屋敷。
「昨日、犯人が
このお化け屋敷に逃げ込んで
２時間くらい隠れて
オバケ役に見つかり
話しかけられて大声を出して
見つかったそうだ」
「馬鹿だなあ」
「人形だと思ってたオバケから
話しかけられて、うわーとな」
「あははは、、」
「あははは、、」
「目撃者に聞き込みしたいが、
どうも夏休みで
来場者多くて休みが取れないらしい」
「ああ、、」
「とりあえず、客がこない時間なら
お化け屋敷の中で話を聞けるみたいだ」
「おお、、じゃあ、屋敷の中に」
「頼んだぞ」
とボスに言われて、現場に着いたが、、
犯人を笑っていた二人は、
中に入るなり、、
ビビりまくり、、
「早く行け！」
「嫌っす！」
「お前から行け！」
「待って待って、、、！」
「押すなっす！」
「お前、タメ口聞くな！」
「ええ、、敬語とか余裕ないっす！」
「あ、、あれかな、、人形かな？、、」
だだん！
「うわああああ。。頭から血！！」
どん！
「痛っ！」
うわあああああああああああ
「おい、、ミケットおおおお」
「あ、、刑事さんですか？」
「あ、、はい、、今、ちょうど
花火の時間だから、客いないし、、
いいですよ、お話」
「あ、、すいません、、」
「あ、電気つけましょうか」
「あはは、、」
「なんか頭に斧が刺さったまま、
お話を聞くのが、、、あはは」
「あ、こいつが倒れた犯人を
抑え込んだ、弓矢刺さりのアメリです」
「ああ、、アメリさん、よろしくです」
「いえ、、」
「捜査にご協力いただき感謝します」
「なんでも話しますが
お客さん来たら、お化けに戻ります」
「もちろんです」
そして、３０分も話を聞いて
気づく
「あれ？ミケットは？」
お化け屋敷を出てきたマズル刑事は
ベンチで見覚えのある顔を
見つける。
「ミケット！」
「あ、、終わったっすか」
「お前、、、」
「暑いし、マズル刑事は、
お化け屋敷で、涼んだし、
俺もアイスで、涼んでました」
「もうコンビを変えてもらう！」
プンプンになって、また暑くなった。
本当に、腹が立ちすぎて、暑いから、
夜中は、久しぶりに
和風のオバケじゃなくて
洋風の怪物！を見て
気持ちを切り替えて、
エイリアンの映画を借りに行こうっと。
ミケット刑事をにらみながら
そう思うマズル刑事であった。
（アイスのんきに食べてるなんて！！）
...........マズル刑事のオススメ映画..............
「オブリビオン」
エイリアンの襲撃で半壊した地球で、
監視任務につく主人公。生存者が
ないはずのエリアで、何者かの襲撃を
受けた彼の前に現れた男。
その遭遇を機に、地球の運命を
左右する事態に巻き込まれていく。
映像美に、マズル刑事も背中ゾク！
仕事のためなら、
おばけにだって聞き込みするぞ！
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