都内のバレー教室で
殺人事件が起きた!
えらいことえらいこと!
ミケット刑事だけでは大変だから
マズル刑事が呼び戻された。
「饅頭屋には急病とかうまく言いわけしろ!」
ボスに言われても、そんなことできない。
いい人すぎる店主とおかみさん。
嘘なんてつけるかよ!
マズル刑事はため息。
(嘘ついてこの捜査してるやん、、)
結局、お腹痛いって抜けてきた。
(子供やん)
「だいたい嘘とか俺苦手だから、、」
ミケット刑事にブツブツ言う。
「お前、嘘とか上手そうだから、、」
「まあ、、俺、、、嘘はうまいっすね」
「こいつ、、、生意気、、」
「あ、着きましたよ、、
殺人事件ですからね、、
詳しく聞かなくっちゃ、、」
「捜査に協力願います、、こちらの
学長ですか?なぜ、主役は夜中に、ここに?」
「、朝来たら、、倒れてたんです」
「ええ!そんなことありますか?
明日舞台でしょ、、普通は早く寝るでしょ」
「はあ?明日舞台だから早く寝るって
遠足じゃないんですよ、、
緊張で眠れないものです」
「さっきも記者が来て、、しつこくて
バレエって繊細なものなんです。
こんなところで殺人事件なんて、、」
「わかります、、、」
「わかります?はあ?
あなたに何がわかるの?
バレエもわからないくせに!」
学長はピリピリしていた。
怖い怖い、、そしてとっさの嘘を、、
「あ、、、えっと、、、
私はバレエはわからないですが、先輩の
マズル刑事が、
子供のころリトルダンサーだったんです。」
「え?」
「何言うんや!こいつ!」
「あら、こちらの刑事さんは、バレエを?」
「あ、、、はあ、、」
「まあ、、、そうなんですか、、
じゃあ、、わかりますよね、舞台前の日が
どんな緊張感か、、夜中に残って
ここにきた主役の気持ちが、、」
「あ、、はい、、、、」
(わかるわけない)
「まあ、、わかってくださる刑事さんで
嬉しい、、お話しする気持ちに
なってきました、、刑事さんは
なぜバレエをあきらめたんですか?」
「そんなこと言われても、、、」
「え、、と、。、」
その時、向こうの方で、
子供たちのレッスンが見えた。
あ、あれだ。
「回転からの、ジャンプが、、
うまくいかなくて、、、」
「ああ、、役をもらえた子は、プレッシャーで
そこで挫折しちゃうんです」
「あ、、はは、、」
苦しい、、嘘が、、
結局、聞き込みはうまくいき、
学長はたくさん話してくれた。
はあ、、嘘って辛い、、
いつか、、いや、そろそろ、
和菓子屋とさよならしなくてはならない、、
その時、うまく嘘をついて離れられるか
今から心配のマズル刑事だった。
今日のミケット刑事の嘘は
最近見た映画リトルダンサーが
頭に残っていたから!でもこの映画は
最高です!!昔の映画だけど是非!