NHK「朝ドラ」50年 「おひさま」好発進!
4日にスタートしたNHK連続テレビ小説「おひさま」(月~土曜朝8時)の初回視聴率が18.4%だったことが5日、ビデオリサーチの調べ(関東地区)で分かりました。初回視聴率としては前作「てっぱん」の18.2%、評判を集めた前々作「ゲゲゲの女房」の14.8%を上回る好発進で、最近10作の中では2006年後期の「芋たこなんきん」20.3%に次ぐ2位の成績、関東の数字は過去5年9作品の中で最高の数字だったそうです。
1961年に放送を開始したNHKの朝ドラは今年で50年。第84作目となる「おひさま」は長野県を舞台に激動の昭和を生き抜いた女性の一代記で、ヒロインの井上真央さんは9日の第6回から登場します。当初は3月28日から始まる予定でしたが、東日本大震災の影響で「てっぱん」の放送が3月12日から1週間休止され、4月4日からになりました。
4月2日に放送された瀧本美織さん主演の「てっぱん」は、平均視聴率は22.0%(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)、最高視聴率は23.6%、期間平均視聴率は17.2%だった。前作の「ゲゲゲの女房」が最終回に記録した最高視聴率と同じでした(期間平均は18.6%)。
近年、人々のライフスタイルの変化などによって朝ドラの視聴率は低迷し、NHKも一時は「打ち切り」を示唆していましたが、「ゲゲゲの女房」のヒットで見事“復権”を果たしました。「てっぱん」は最高視聴率を記録。大震災後、1週間ぶりに再開した19日に番組最高の視聴率19.8%を記録。NHKには「ほっとした」という声が視聴者から多数寄せられたそうです。大震災で日本中が停滞ムードに沈む中、朝ドラは多くの国民を温かな気持ちにさせたのでした。
私は「ふたりっ子」(1996年)からの“朝ドラ”ファン。テイストが嫌いだった「私の青空」「天花」「つばさ」以外はすべて見ています。近年では「純情きらり」「だんだん」が特に気に入りました。「てっぱん」もおもしろかったのですが、後半になって無理に「感動させよう」という作り手の下心が前面に出てきたので少々うんざりしました。あるドラマの作り手が「かつて本当に良い作品はBGMにたよらず、素の演技だけで見る人を感動させる」と話していたことを覚えていますが、最近の朝ドラはさほどのことでもない話や展開を過度なBGMによって視聴者を感動させようという傾向がありますよね。。。
2日の夜に放送された「連続ドラマ50年」の特番では、過去の全作品の名場面を紹介し、懐かしいヒロインたちが登場し、当時の思い出などを話していました。そして最後に、有働由美子アナによる「NHKの連続ドラマはこれからの50年もみなさんと共に歩み続けます」とナレーションが入っていました。“朝ドラ”を次世代へ継承していくというNHKの心意気が感じられます。
51年目の第1作を飾る「おひさま」は、これからどのように展開していくのでしょうか……。非常に楽しみです!!
「JR博多シティ」 これからが正念場!
みなさんは、3月3日に福岡に日本最大級の駅ビルが開業したことをご存知ですか?
博多駅博多ターミナルビルは4日、新博多駅ビル「JR博多シティ」の開業1カ月(先行開業日の3月2日から31日まで)の来館者数が想定した600万人を超える726万人だったと発表しました。このうち核テナントの百貨店、博多阪急には454万人が入店し、売上高は計画を13%上回る43億円でした。専門店街のアミュプラザ博多(229店)の売上高も計画を28%上回りました(実数は非公表)。1日平均約24万2千人が来訪し、3連休中の20日には最多の約33万8千人が訪れたそうです。
特に人気を集めたのは、レストランフロアの「くうてん」や生活雑貨店の「東急ハンズ」、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」など九州初出店の店舗。ミニSLが走る屋上庭園、つばめの杜(もり)ひろばには親子連れら約45万人が訪れました。
博多阪急は、地下のスイーツ売り場や若い女性をターゲットにしたファッションフロア、ハカタシスターズが好調。カード会員も福岡都市圏を中心に20万人獲得しました♪
好調の背景について、博多ターミナルビルの丸山康晴社長は「震災で遠出をせず、近場の駅ビルに出かけた人も多かったのでは」と分析しています。
しかし、喜んでばかりではいられません。鹿児島ルート全線開通の前日(3月11日)に東日本大震災が起き、祝賀行事は自粛・中止され、九州新幹線に関わるニュースは震災報道で一気にかき消されてしまいました。また、それによって九州新幹線についてほとんど報道されず、九州以外での知名度はいまいち。九州新幹線が全線開通したことも未だ知らない人も少なくないとか。「新博多駅や九州新幹線の開業など、地元(特に福岡市)だけが盛り上がっていること。首都圏の人たちは全く関心がありません」という冷ややかな声も聞かれます。首都圏の人たちにとっては、九州一の大都市「博多」もしょせん「九州」なのです。事実、想定以上の駅ビル来館者があったものの、その大半が福岡都市圏の人たち(県内でも福岡市と北九州市では“温度差”が大きい)で、期待されていた広地域(主に首都圏)からの来館者は少ないそうです。
この1カ月間の来館者数はいわば“ご祝儀”で、JR博多シティにとってはこれからが正念場です! 地元だけでなく、九州新幹線の魅力をもっと全国にPRし、九州一円、首都圏などの人たちを引き寄せることが大きな課題となりそうです。
花見の自粛ムードに思う
気温が寒くて例年よりも開花が遅れていたサクラが先週半ばから各地で開花し、満開に近づいてきました! しかし、全国の桜の名所で、イベント縮小や夜間照明の中止が相次いでいます。東日本大震災を考慮し、自粛ムードと節電意識が高まっているためです。
福岡でも例年の今の時期は各地の公園は花見客でにぎわっているはずなのですが、今年は盛り上がりに欠けています。主要公園が夜間のライトアップをとりやめたからです。
今回の震災の被災地でもある首都圏はなおさら。東京都では、東日本大震災の被災者や計画停電に配慮し、上野公園などの花見の名所での宴会自粛を呼び掛けているようですが、「行き過ぎ」との声も出ています。
上野公園は約1200本の桜があり、例年シーズン中に150万人以上の花見客でにぎわいますが、都は震災以降、園内30カ所に宴会の自粛を呼び掛ける看板を設置しました。都公園課は計画停電などもその理由に挙げ、ごみが大量に出る宴会は好ましくないとの見解を示しています。
石原慎太郎知事は3月29日の記者会見で「少なくとも夜間、明かりをつけての花見は自粛すべきだ」と発言。30日の集会では「この時期に昼間だろうと花見で酒飲んでる時代じゃない。東京で花見なんかするわけには、絶対にいかない」と述べました。
これに対し、蓮舫節電啓発担当相は1日に「権力で自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべきだ」と反論。経済界からも「明らかに行き過ぎ。花見や宴会を自粛させることは経済活動を停滞させ、行政として逆効果」と疑問視する声が相次いでいます。
花見の自粛については賛否両論があり、どちらの意見にもうなづける点があります。しかし、非被災地で花見や様々なイベントを安易に中止するする動きには同調できません。福島の被災者も「非被災地ではサクラを楽しんでほしい」と話しています。
「今の時期には不謹慎」という考えもありますが、非被災地もが自粛ムードで沈んでしまうと、日本全体が停滞してしまいます。東北の人が参加することになっていたイベントはともかく、非被災地では安易にイベントの中止をせず、予定通り実施してほしいものです。その「元気」を東北に届けることが大切ではないでしょうか?