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日テレvsテレ朝 「新番組」の裏側で…

 みなさんは朝、ニュース&情報番組を見ていますか? 我が家では朝7時台はNHKを見ていますが、朝ドラ終了後は民放のワイド番組に切り替えることがよくあります。新年度が始まり、民放では「ZIP!」(朝5時50分~日本テレビ系)と「モーニングバード!」(朝8時~テレビ朝日系)の2番組がスタート。視聴率では、「モーニングバード!」が好発進だった一方、「ZIP!」はかなりの苦戦を強いられているようです。

 日本テレビは、長年にわたって高視聴率を走り続けるフジテレビの「めざましテレビ」の打倒を目指して、長寿番組「ズームイン」シリーズから「ZIP!」に衣替えし、若いMC・出演者を多数起用し、エンターテイメント性を重視。その結果、10代の視聴者は増えたものの、番組スタイルを変えすぎたために、長年「ズームイン」に親しんできた中高年層の視聴者を失い、視聴率が低迷。人件費の削減で制作スタッフを少数にしたのが裏目に出て、急きょ、「ズームイン」時代のスタッフを呼び戻しているという報道もあります。

 3月末で日本テレビを退社した羽鳥慎一アナ(40)が司会を務め、4日にスタートした「モーニングバード!」第1回の平均視聴率は、ビデオリサーチ調べで7・5%(関東地区)。同局の前番組「スーパーモーニング」最終回(1日放送)平均視聴率4・3%から3・2ポイントもアップし、“羽鳥効果”を他局でも発揮しました。

 報道的要素が強かった「スーパーモーニング」をよく見ていた私は、ターゲットを主婦層に据え、バラエティー化した「モーニングバード!」に変わると知って、これで見る番組がなくなるなぁと思っていましたが、スタジオのセットや番組スタイルもマイナーチェンジでとどまり、「スパモニ」の雰囲気がそのまま踏襲されていたので安心しました。ミーハー的な羽鳥アナはあまり好きではないのですが……。

 ただ、「モーニングバード!」については、日本テレビ・テレビ朝日の両局内から批判も相次いでいるようです。日テレからは、退社していきなり他局のライバル番組に移動する羽鳥アナの「裏切り」に対して恨む声。受け入れ側のテレ朝でも、「自局に人材がいるのに、なぜ他局の人間に高い金を出してわざわざ引っ張ってくるのか理解できない」「ライバルアナに奪われて、ショックを受けた男性アナもいる」(新番組の担当ディレクター)など、現場に嫌悪の色が出ています。仕事をするモチベーションが下がり、テレビ仕事から離れたスタッフもいるとか。硬派な情報番組を得意としていたテレ朝の制作スタッフにとって、視聴率を重視したエンタメ路線への転換に納得がいかない人が多いのも無理はないでしょう。

総勢40人の夢の競演! 「ジャズコレ北九州」ファイナル

 北九州市内できのう「ジャズ・コレクション北九州2011」が開催され、ジャズファンでもある私は聴きに行ってきました♪ 2007年に始まった市内の男性有志たちによって企画されたこのイベントは、5回目の今年がファイナル。「飛翔~現在そして未来~」をテーマに、国内外で活躍する15組、総勢40名のアーティストが集結し、約4時間にわたる熱いステージで最後を飾りました。

 ステージは3部構成。初回は少数のアーティストで始まったジャズコレは年々参加者が増え、時間も拡大。今年はなんと4時間にもわたって行われ、奥深いジャズの世界に私たちをどっぷりと浸からせてくれました!

 第2部では、ジャズコレ常連の岩崎大輔さん&吉田次郎さんがピアノとギターで共演。東北の被災者を思って、岩崎さんは「Take Me Home, Country Roads」、吉田さんは「What a Wonderful World」などを演奏しました。前日に13枚目のアルバムを出した吉田さんは震災前後、仕事のため海外にいましたが、ニューヨークで「日本は大丈夫?」「募金をします」などと人々に声を掛けられ「ひとりじゃないんだと感じました」としみじみと話していました。

 第3部は、ジャズコレのスペシャルユニットによるステージ。韓国人のパク・ラオンさん(ボーカル)とホン・スンダルさん(サックス)を含む8人が並んで名曲の数々を披露しました。そして最後に、岩崎さんが大震災の後に作曲したという「飛翔」が演奏し、「ジャズコレ」は5年の歴史に幕を閉じました。

 「ジャズコレ」としてはこれで終わるものの、主催者側はこれからもジャズという素晴らしい音楽を通して、地域、日本全体を盛り上げていくとのこと。私も機会があれば、またジャズを生で楽しみたいです。。。

“ひとつになろう” とんねるずがオークション番組復活!!

 東日本大震災を受けて、義援金や支援物資を募るチャリティーイベントが盛んに行われています。海外のテレビ局でも日本を支援するためのチャリティー番組が多く作られました。でも、被災国である日本のテレビ界は、震災報道はさかんなものの、チャリティー番組、今の日本に元気を与える番組はあまり見られず、通常通りの番組(特にバラエティー)が目立ちます。番組の中で著名人によるメッセージ映像を挟むくらいです。

 こうした中、大震災に対しての対応が迅速で際立っていたのが、フジテレビ。FNS・フジネットワークでは「今こそ日本中の人々がひとつになって立ち上がり、復興へ向け、そして未来へ向けて踏み出して行こう」という思いから、被災者や復興支援者を応援するため、「ひとつになろう日本(にっぽん)」というキャッチフレーズを作り、同局のアナウンサーをはじめ、看板番組の出演者による声を冒頭で流し始めました。また、3月27日には「FNS特別音楽番組 上を向いて歩こう~うたでひとつになろう日本~」をフジテレビのスタジオから生放送。日本を代表する大物アーティスト27組が集結し、被災地の人たちへ熱いエールを送りました。

 また、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜夜9時)では、「今、とんねるずにできること」として、かつての名物番組を模した「ハンマーオークション」を開催。昨夜放送された第1回では、とんねるずをはじめ、北野武さん、水谷豊さん、武豊さん、長友佑都さんがとっておきの品々をサイン入りで提供。500万円を超えたオークション収益は全額、被災地への義援金として届けられるということです。
 
 この時間、テレビ東京系では、日本映画史に残る不朽の名作「幸福の黄色いハンカチ」(1977)のデジタルリマスター版が放送されていました。山田洋次監督による北海道を舞台にした感動作。私はこの映画が大好きで、何度も見ています。若き頃の武田鉄矢さんと桃井かおりさんの初々しい演技もいいですが、高倉健さんのしぶ~い演技にはいつも惚れぼれします。偶然出会った若い男女と刑期を終えて出所したばかりの中年男の3人旅。いたってシンプルなストーリーですが、心情に深く訴えかけるものがあります。
 ラストシーンはいつ見ても圧巻。別れた夫の帰りを独身のまま待ち続ける妻(倍賞千恵子さん)が家の庭先にそびえ立つ鯉のぼりの竿に結んだ何十枚もの黄色いハンカチを健さんがじっと見つめるシーンに、
今回も目頭が熱くなりました。

 「幸福の黄色いハンカチ」。被災地復興のために日本がひとつになろうとしている今、この映画もすべての日本人に「明るい希望」を与えてくれます。