指はともかく、体が動かん。

James Jamersonは、寝ころんだままでも複雑なシンコペーション・リズムが弾けたらしいが、私にはとても無理。

体でリズムをキープしようにも、速すぎて1曲もたない。

フレーズに体がつられる、足がつる。


モータウンの超有名曲。

せめてbpm170ぐらいまで落とせば、なんとか弾き通せるのだが。

やっぱり雰囲気が出ないなあ。。。


体力を付けることも大事だが

演奏中に脱力すること。

実はこれが一番難しい。

速い曲は特に。



渡世の話でも麻雀のドラの話でもない。

リズムの話。


メトロノームは8分の裏で聴きながら練習するものだと思っていたが

ある時セッションバンドのドラマーに指摘された。

「2拍4拍で鳴らして弾きなはれ。洋楽の基本ですわ」

以来私はメトロノームをスネア代わりにフレーズの練習をするように努めていたのだが、昨日のセッションで、またもやダメ出しを食らった。

「まだ頭で乗ろうとしてはりまんな」


わからん・・・・・。


習っているわけではないので、そう簡単には教えてもらえない。

「銭、かかりまっせ~。リズムは一生もんでっせ~」


昨日もセッション終了後、約3時間の酒宴の後、ようやくレクチャーが始まった。

「8分の裏、シャッフルやったら3連の三つ目を意識するのも大事ですわ。そやけど先ずは2、4でっせ。頭でノッテたらジャズの早いフレーズなんか、せっつかれて弾けまへんで」

と割り箸で実演。

さすがに35年近く、ドラムで飯を食ってきたお人。

言うことは説得力があるし、良く分かる。

しかし分かるのと出来るのはまったく別。


わからん・・・・・。


しかも本人は出来ているつもりなのに

「まだまだでんな」


さらにややこしいことに、2、4は1、3の裏でもあり、ダウンビートでもある。

もうこうなると益々訳が分からん。


「いっそのことワン・コードで延々グルーヴの練習しませんか」

と私。

「それやったらワシが来る意味おまへんがな」

とドラマー。


もっともである。それならリズムマシン相手に練習しとけ、ということだ。


かくして私は曲を覚え、コードを覚え、フレーズも練習して尚かつ2、4でノル練習もしなければならないのだ。


いやしかし、勉強になる。


忌野清志郎氏のことを考えていたら、ふと昔観に行ったローリング・ストーンズのフィルムコンサートのことを思い出した。

場所は京都大学の西部講堂。時期は恐らく1980年前後だったと思う。

その時はフィルムコンサートなのに前座でバンドが演奏した。ストーンズのコピーバンドだったが、今から思えば、あれはきっと京大軽音部の学生だったのだろう。

実は友人が「あれはRCサクセションというバンドだ」と言ったのを数年間信じていたので、記憶が西部講堂に繋がったのだと思う。


西部講堂と言えば、1980年2月にポリスのコンサートがあった。

私はその時は機材運搬のバイトで会場入りをした。たしか日当3,000円(だったかな?)+弁当支給+コンサートは立ち見だから入って観ても良い、という条件だったと思う。

正直言ってポリスはそんなに好きではなかったが、無料で観られるなんて某町の文化祭で高石ともやとザ・ナターシャセブンを観て以来だったし、喜んで参加した。

コンサートは立ち見客がひしめく中、けっこう盛り上がったのだが、演奏途中に学生がステージに駆け上がり「ウドーの横暴がどうのこうの!」と叫んで中断したのを覚えている。

これが後に伝説となる「ポリス事件」である。

(googleで「ポリス事件 西部講堂」で検索すると当事者の記事に巡り会える)

小さな出来事だが、偶然にも歴史的な瞬間に立ち会えたのだ。

ポリスの歴史の中でどれだけの重みがあるのか私は知らないが、西部講堂連絡協議会の中では、この事件は結構重要な位置付けなのではないだろうか。

知らんけど。