トムとジェリー /  くたびれもうけの魚釣り | Swinging Years

Swinging Years

20年前の日記をブログにしてみました + それに関連したコレクションの紹介です

今回はチェコスロバキアで製作されたジーン・ダイチ作品の

13作品あるうちの2作品目に公開された

「くたびれもうけの魚釣り」(1961)を紹介します


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最初はMGMのライオンマークです、今回の資料は再放送のTV版ではなく

オリジナルの劇場公開版で紹介します


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この表情がこの時期のトムとジェリーの特徴ですね

きょとんとしたジェリーの目と意地悪そうなトムの目です


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このフォントっていいですね、それにシンプルなバックの色



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背景の色もあせてきたカラーがそこがまたよくて素敵です



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トムとジェリーで唯一、男性が飼い主となっています

恐らく人間はこの男性の一人暮らしのようです


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ご主人様が釣りにいくのでトムさんも付いていきますね

パンツ(バミューダ?)もお揃いなのが楽しい

休日の慣れた過ごし方のようです、やはりご主人様は

独身(貴族)なのでしょうね


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一人行けば皆付いて行くとこなんて、どこか家族のようにも見えて

微笑ましい出だしに作られています、前回の動物実験の博士と

えらい違いですね(笑)


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ここまではご主人様は「足」しか映りませんでした、トムとジェリーの

ハンナ&バーベラ期の1940年代から1950年代にかけては、

人間はたいてい「足」しか写しませんね、50年代後半になると

「全身」で男女の人間が登場します

ジーン・ダイチもそれを受け継ぎ、「全身」で人間が登場します


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ここで運転しているご主人の顔が映ります、このシリーズで

何度か登場するキャラクターです、例によってジェリーがジャマするので

ご主人様を怒らせてしまいますよ
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ホレ、言わんこっちゃない、ここでこのご主人の顔を見て

名前がわかる方、アナタは相当なカートゥーンヲタですよ!


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あ~あ、荷物持ちにされちゃった、まだ怒りがおさまりませんよ



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しかし一生懸命のトムを見て、次第に表情が変わるのですね
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↑いい顔ですね、ここでジーン・ダイチのキャラ顔がすごくよく出てます

トムジェリで「人間」の表情でストーリーに変化が出るのは、今までにない

とても進歩的なことだと思います、これもジーン・ダイチ作品の魅力ではないでしょうか


ここで彼の名前ですが、ジーン・ダイチがテリー・トゥーンズ時代に作ったキャラ、

クリント・クロバー(Clint Clobber)であると言われています、実際吹き替えた

声はどちらもアレン・スィフト(Allen Swift)という声優(俳優でもある)です


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すっかりご機嫌なのですが、あの緑のバスケットの中のいたずらネズミが

再びご主人を怒らせてしまいます
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あ~あ、もうダメですね、こりゃ、

それにしてもトムさんの顔、珍しいですね、面白い顔です
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僕が子供時代「歌うご主人様」と勝手にシリーズ名をつけてたのはここです

ご機嫌がいいと、このご主人、歌うんですね、といってもほとんどスキャットなんですけど


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涙ポロポロながしています、魚とネコって本来こういう絵じゃないんだけど

こういうエンディングの持っていき方が普通じゃないから面白い

このシリーズってけっこうトムが泣いたり手を合わせる場面が多いです


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このエンドマークもこのシリーズの特徴的です

「メイド・イン・ハリウッド、USA」これがないのが

このチェコスロバキア時代の特徴です




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