全試合結果はスポナビで
全試合K-1ルールを採用して行う打撃格闘技大会「Krush.10」が20日、東京・後楽園ホールで開催された。
今大会には7月のK-1 MAX63キロ級トーナメントを制し、初代王者となった大和哲也が初参戦。K-1甲子園2008で準優勝している20歳の卜部功也とダブルメーンイベントの第2試合、大会トリとなる一番で対戦した。
大和にとっては王座戴冠第1戦、まさに王者の強さを示すにはうってつけの舞台だったが、1R中盤に衝撃の場面が訪れる。
探り合いから功也が前へ出ようとしたところで、大和の左フックと功也の右フックが交錯。お互い相打ちとなるが、大和の方がより被弾が深かったかダウンを喫してしまう。
試合後、対戦の感想を「(チームドラゴン代表である)前田先生のミットの通り。ドンピシャでした」と振り返った功也は、十分な研究と対策をうかがわせるこの一撃で先制ダウンを奪うと、以後は精神的優位を得て試合を優勢に進めていく。
ダウンの挽回に前へ出る大和だが、サウスポーでアウトボクシングを得意とする功也をとらえられず、攻撃もパンチだけとなってしまって見切られ、たびたび功也の左ストレートを被弾する。
大和は3試合を戦った7月のトーナメントよりダメージの深い顔で試合を終えると、判定は30-27、30-26、30-26の3-0で功也。王者としての第1戦でまさかの敗北を喫した。
ダブルメーンイベント第1試合では功也の兄である卜部弘嵩が、昨年のK-1甲子園優勝者で“怪物”の異名を取る野杁正明と対戦。兄弟でのメーンそろい踏みを果たすとともに、豪腕で怪物狩りに挑んだ。
1Rから自慢のフックを振るい、野杁の顔色を変えさせた弘嵩だったが、これで大崩れするまで至らないのが、野杁の“怪物”たるところ。
まず前蹴りで弘嵩の前進を押さえ、決して真っ向からは打ち合わず、左ローで徐々にダメージを与えていく。そしてフットワークも駆使して弘嵩の強打を防いだ上で、3Rに顔面への跳びヒザで弘嵩の右目横を切り裂く。ドクターチェックの実施されたこの攻撃が印象点となったか、僅差の一戦は29-28、29-29、30-29の判定2-0で野杁。これでキャリア4戦目ながら、メーンイベントにふさわしいハイレベルな試合をやってのけ、KOこそ逃したが連勝は途切れさせず、怪物伝説を続行させた。
なお、今大会ではチームドラゴンの選手が大挙12選手出場し、チーム全体の戦績は8勝3敗1引き分け。大幅に勝ち越し、格闘技界随一とも言われるチームレベルの高さを改めて示した。
全試合終了が22:00近くと、正直、長かったです。
いや、メインの衝撃で、観戦した甲斐はあったんですが
電車で行ってたら、帰れなくなっていたなあ…。
そんなことはさておき
メインはまさかまさかの結果・内容でした。
大和さんはサウスポー苦手なのかなあと思ったものの
山本真弘さん、久保優太さんを破っているため、決してそんなことはない…はず。
※久保戦は途中まで久保優勢でしたが
持ち味のパワーをそれほど感じなかった&距離を卜部さんに支配されていた感じがしました。
途中、それを破るべくスイッチしたりしていましたし、スピードは完全に卜部さんが上でした。
大和さんはKOはされなかったものの、あそこまでボコボコ殴られていたので逆にダメージが心配。
野杁さんは相変わらず安定感がある。
左右ローをチョイチョイ当てて、跳び膝も見せる。
印象的だったのは左右フックからの顔面への膝蹴りのコンビネーション。
左右にガードを固めさせて下から突きあげるのは相手の注意が散らされるのでいいなぁ、と。
第2試合が狂った打ち合いで凄かった、が、あんな試合やってるとダメージが怖い。
第6・8試合は技術レベルが高くて素直に観ていて面白かった。
石黒さんは普通の試合だった、が、いい試合でした。
セミは…うーん。ローを効かせてダウンを奪っているのに
ローではなくて自分の得意の回転技をここぞとばかりに連発。
ああいうのを観られて良かったって言うのもある反面
勝負論としてはアレだなあ…ということで観ながらアンビバレンツでした。