私の転落人生~始まりはDV~ -34ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…

自分で思う。


私って薄情な人間だなーって。


ついこの前まで、桜井さんの事が好きだと思っていたのに・・・


今は潤さんの事ばかり考えている。




そして、桜井さんに別れを告げた。


また、きっと悲しい顔をしていたんだろうなー・・・


何度も何度も傷付けた。




本当に嫌な奴だと思う。。










目が覚めると、夕方になっていた。



鏡をみると、瞼が腫れていて・・・酷い顔。












ピンポーン・・・


覗き穴を覗くと、潤さんが立っていた。



え!?


ど、どうしたんだろう??



いや、でも、、、

こんな姿で会いたくない。

顔も髪もグチャグチャ。

薄汚れたスエットを着ているし・・・




でも、、、


会いたいと思ってしまう。


近くに居たいと思う。


笑顔が見たい・・・


声が聴きたい・・・






潤さんに会いたいという欲求に勝るものなんてない。



鍵を解き、ドアを開けた。






「ほら、これ!」


目の前に可愛い箱を差し出された。




「差し入れだ。」


え!?


潤さんを見上げると、やっぱり優しく微笑んでいた。





あ、ありがとう。。

あ!そういえば、私もケーキ買ってある!!

潤さんにあげようと思って。

一個食べちゃったけど・・・・





「え?俺に?」



うん。

なんか、可愛くて美味しそうだったから。



「・・・ありがとな。」


グチャグチャの頭をポンポンと撫でる。




・・・この人の一挙一動に心が揺さぶられる。







あの・・・

一緒に食べよ?





「ん。」










私たちは一緒にケーキを食べた。


昨日、1人で食べた時よりも、美味しく感じた。




潤さんは子供みたいに無邪気に美味しそうにケーキを食べている。



そんな姿が愛しくて、胸がキュンとした。








「んで、その顔の理由は?」


直球で攻め込まれた。




『うん、、、別れた。』



「そうか・・・。」




『ちゃんと言いたいことは言えた。』



「うん。」



『・・・そうしたら、やり直したい、って言ってもらった。』



「・・・・。」


『だけど、、、断った。』




「・・・おまえは、それで良かったのか?」



『うん。』



「そうか。。。んじゃ、もっとケーキ食え!」





うん。






それ以上、潤さんは何も聞いてこなかった。










黙々とケーキを食べる私を、優しい目で見つめていた。






・・・私、、、

自惚れてもいいですか?



こんなに優しくされたら、誰だって勘違いする。






でも、、、

私の気持ちを潤さんに伝える事は出来ない。


だって、潤さんは誰かを想っているから。

ときどき寂しそうな眼をするのは、誰かを想っているから。



それに、、、男と別れたばかりの私に、告白されても・・・いい気分はしないだろう。


素直になる!!って決めたのに、この関係が壊れる事が怖い。


絶対に言えない。


あなたが好き、と伝える事はできない。




これ以上は望まない。



なんでもいいから、傍にいたい。




そう、強く思った。