私の転落人生~始まりはDV~ -33ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…


新しい職場で働き始めた。
病院とは違うけど、毎日楽しく働いていた。







職場で友達ができた。

総務課で働いている、ミドリさん。
私より少しだけお姉さん。
シングルママとして、毎日仕事と育児をこなしている素敵な女性。




ほぼ毎日、ミドリさんと社食にてランチを取っていた。






「カオルコちゃん、企画開発の石川さんって知ってる?」



いや、知らない。
女?男?



私は医務室か、総務課にしか出向く事がないため、他部署の方々は全く知らない。





「今通るから見てみて!!」



…あの人?




「違う!あっち!」




え?
どこ!?





「あー、行っちゃった!!」


結局、石川さんは見ることが出来なかった…


で、石川さんとは何者?




「女子社員の憧れの男性なんだよ!身長高いし、かっこいいし、楽しいし!!しかも、高収入!!なんで独身なのか不思議!!」


へー。


「…興味なし?」


あんまり…
てか、オジサンは…


「いやいや!オジサンじゃないし!確か30歳位だよ!若いのに仕事も出来てー!もう、付き合って欲しい!!」


興奮ぎみなミドリさん(笑)



そんな完璧な人間が世の中にはいるんだねー。

そういえば潤さんってどんな仕事してるんだろ?
サラリーマンって言ってたけど…

こういう一流会社で働いてるのかなー?





「…で、アンタ彼氏いるの?」



へ?
いない、いない!
…でも、好きな人はいる。。



「ふーん?だから、石川さんには興味ないわけかー!」







私も女だ。
興味がないわけじゃない。
ただ、今は潤さんが好きすぎて、他の人が全く見えてない…


恋は盲目…


本当にその通りだ。














この日、医務室には私しか居なかった。


産業医も私以外の保健師・看護師は出張に出掛けていた。






「失礼しまーす!」



元気な声が医務室に入ってきた。



はい。


声のする方を見ると…






なかなかの男前が立っている。




モデルさんみたい。




…潤さんには負けるけど。







「あの、体調悪いんで、ベッド貸して?」
とニッコリ微笑む。



なんか元気そうなんですが…

それと、、なんか笑顔がわざとらしい…
無理に笑ってる感じ。






体温・血圧を測定するが、、基準値だ。



…でも、目の下にクマが。
それと、よく見ると顔色も宜しくない。

残業による過労かも。



少し休んだ方がいい。





休養室に案内する。




あ、そういえばお名前は?医務室を利用されたかたは、カルテに記入しなければならないので。




「企画開発の石川です。」と、またまたニッコリ。

やっぱり作り笑顔。
具合悪いときくらいは営業スマイル封印したらいいのに。



あ!
この人が噂の石川さん!

女子が騒ぐのも分かる気がする。








上着を脱ぎ、ベッドに横になる。




大丈夫ですか?




「うん、大丈夫。少し眠いだけ…」




すぐに眠りに落ちた。



よっぽど疲れてるんだろーな…











2時間位仮眠をとり、休養室から出てきた石川さん。



少しはスッキリしました?


「うん、ありがとう!!」




あの、これどうぞ。
非常食のカロリーメイト。石川さんにあげます。


「え?あ、あー、ありがとう。」



あんま無理せず、ですよ!ちゃんと食事と睡眠はとってください。
あと、しんどいときに無理に笑ったりしなくていいですから。余計疲れますよ?
最後に、眠くなったらまた休みに来てください!





「…。」

無言でうつむいた。




なんか失礼なこと、言ったかな?





ぷ…

あはは!




急に笑いだす。




え!?
なになに!?





「カオルコちゃん?だっけ?ありがとう。また来るよ。」

と微笑んだ。


自然で優しい笑顔。

本当の笑顔の方が素敵。







…サラリーマンって大変。








それが私と石川さんのファーストコンタクト。