私の転落人生~始まりはDV~ -30ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…



アトラクションの待ち時間ですら楽しい。


どんなことを話したかなんて覚えてないけど、とにかく楽しかった。






寒いな…




段々寒さが増す季節。
スカートは冷える。





「手ー貸せ。」



え?



「いいから。」



私は左手を差し出した。


すると、冷えた左手を彼の右手が覆い、そのまま彼のポケットへとしまわれる。



…ドキドキする。
寒いはずなのに、左手から徐々に暖かくなる。




なんだか急なことで、恥ずかしさが倍増し俯いてしまう。




「嫌なのかよ。」



急いで彼の顔を見ると、そっぽを向いて口を尖らせている。


見間違いかもしれないが、少しだけ赤い顔をしていた。





嫌なわけないよ!
暖かくなってきた!
有り難う。



嬉しさで顔が綻んでしまう。





「おー。」













アトラクションに乗っている間も、手を繋いでくれた。


おかげで、アトラクションどころではなく、乗っている時の記憶が曖昧だ。



ただ、ジェットコースター系では、彼が若干表情が固かったのは覚えている。













今日は有難う。




帰り際、ゲートを出て、駐車場に向かうとき、さりげなく御礼を言った。





「いいえ。楽しかった!」
と無邪気に笑う彼。






つられて笑顔になる。






「…やっぱり、おまえの笑顔はヤバい…」



顔を背け、口元を手で覆う。





や、ヤバい!?
どういう意味?





「だから…子供みたいに屈託なく笑うから…可愛い。」

今度は私の顔を見ながら、そう微笑んだ。






一気に顔が熱くなる。





「…ヤバい!俺、カオルコが好きだ!!」



…!?




…突然の告白に驚きを隠せない。






「初めて会った時から、カオルコが気になってた。」





「もっと笑顔が見たいって思った。」



「俺の隣で笑っとけ。」

そう、微笑んだ。







「…泣くなよ。」






え?
いつの間にか涙がこぼれていた。

嬉しくて嬉しくて…





「…。」




優しく抱き締められた。



…暖かい。





…私、潤さんの傍にいていいの?




「カオルコがいいの。」





また、涙が出た。