後悔したくないからよ。
…そうだね。
もう後悔したくない。
何度も何度も繰り返し後悔ばかりしてきた。
でも、これからは、彼と一緒にいたいから、後悔しないよう正直に生きていきたい。
『潤さん…聞いて欲しい事があるの。』
私は結婚して離婚した事、大好きな人の死を経験し、また大好きな人に出逢った事。自分から手を離した事。
そして自暴自棄になり、水商売をしていた事。風俗もしていた事。。
話さなくてもいいことを話した。
自己満足だ。
言われた相手は不快になるに決まってる。
でも聞いて欲しかった。
様々な出会いや別れの上に、潤さんとの出逢いがあると思ったから。
潤さんは黙って聞いてくれた。
そして話し終わった私を抱き締めた。
「…これからは俺が傍にいる。」
…軽蔑するよね?
「あん?俺はそんな器の小せー人間じゃねーよ(笑)過去は過去。重要なのは、これからをどう生きるかだろう?おまえは俺の隣で笑ってろ、っつったろ!」
…うん。
嬉しくて泣けてきた。
「…泣くか笑うかどっちかにしろよ。」
唇が重なった。
彼の腕に抱き締められながら、キスをした。
「なぁ?カオルコは俺の過去に興味あるか?」
…ある!
けど、、潤さんが話したいことを聞きたい。
「あん?なんだそれ(笑)」
…何か話したいことがあるなら、聞かせて欲しい。
問い詰めたりしたくない。
過去は過去だから。
未来を生きていきたいの。潤さんと。
キレイごとだ。
本当は潤さんの大切な誰かについて聞きたい。
どんな人だったのか、気になって仕方ない。
けど、私は聞くのが怖い。やっぱり臆病者は治らない。
それと、今、彼が私と一緒に居てくれる事が、未来への一歩だから。
この現実だけを見ていきたいと、この時は思っていた。
「んだよ。少しは興味持てよな!」
本当は色々聞きたいよ?
でも、あなたから話してくれる時を待つよ。
いつか、あなたが大切な人を想い出に出来る時まで。
「来いよ。」
突然、寝室に手を引かれ、ベッドに寝転ばせられる。
な、なに!?
ドキドキする!
あー、、
潤さんの匂いがする。。
なんだかドキドキは治まり、
暖かくて、優しくて、、
いい匂い…
…?
あら?
隣に潤さんが寝ている!!
てか、抱き締められてます、私!
…睫毛長いー!
鼻高い!
顔ちっさーい!
頬をつついてみた。
…!?