「おはよ。」
と抱きしめられた。
え!
起きてたの??
「あ?カオルコの寝顔って、飽きないな。」
と優しく微笑む。。。
・・・完璧起きてたのね。
「つか、寝るか!?普通(笑)」
え?
「初めて2人で過ごす夜なのに(笑)ヨダレ垂らして寝るか(笑)」
はい?
よ、よだれ!
うわーっ!
大失態なんですけど!?
急いで口元を拭う。
「もう乾いてる…(笑)」
クックッ、とお腹を抱えて笑う。
究極に恥ずかしい!!
わ、私、顔洗ってくる!!
急いでベッドから起き上がろうとすると、
「まだダメ。」
と彼の両腕に抱き締められ、ベッドに身体を戻される。
彼と向き合う形で抱き締められ、、恥ずかしさが増す。
こんな端整な顔、
こんな優しい瞳に、
…乾いたヨダレがついているだろう私の顔を見つめられたら、恥ずかしくて死んでしまいそう。。
思わず顔を逸らしてしまう。。
しかし、意地悪な彼は長く細い指先で、私の赤くなった顔を元の位置に戻した。
そして意地悪そうに微笑むと、
「照れてんのか?可愛いとこあんな。」
と優しくキスをした。
幸せすぎて死にそう。。。
また、こうやって恋をして、大好きな人と一緒に朝が迎えられる。
Hが居なくなってから、【当たり前】の事が、酷く幸せに感じるようになった。
当たり前の事なんて、この世には無くて、、、
全ての事象には意味があり、それらを大切に生きて行かなければいけないと思った。
・・・そして、大好きだったアノ人の傍から離れたとき、もう恋なんて出来ないと思っていた。
2人からもらったはずの【幸せ】が分からなくなって、毎日が暗く荒みきっていた。
でも、今は、、、、
大好きな人が隣にいる。
もう、、失いたくない。。
ずっとずっと、、、
一緒に居たい。
幸せと、決意から、涙が出た。