私の転落人生~始まりはDV~ -26ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…



「カオルコちゃん、何かイイ事でもあったの?」


石川さんが私の顔を覗き込む。



『はい!?な、なにがですか!?』


石川さんの問いに、不意に潤さんの事を思い出し動揺・・・




「・・・もしかして、彼氏できた??」










『はいーーーーーーーーーーーー!???』


この人は、サイコキネシス??





「この前、言ってた男と上手くいったの??」




『このまえ??』




「え?もしかして覚えてない??」



『はい・・・』




「あー、相当酔ってたしね。ほら、焼き肉食べに行ったでしょ?」



『行きましたね・・・』


気がついたら家に居たあの日・・・

石川さんと何を話したのか、どうやって帰宅したのか、全く記憶にないあの日。



「その時に、色々話してくれたのに。酔うと素直に話してくれたんだけど・・・」








『全く記憶に無いです・・・』




「マジかー・・・」


少し残念そうに肩を落としたような気がした。




「・・・ま、でも、上手くいったのなら良かったよ!!カオルコちゃんの幸せが俺の幸せだから!!」


そんなクサいセリフに少しだけ胸がときめいた。





「相談ならいつでものるから!!」






・・・私はあの日、石川さんに何を話したのだろうか。
























「なあ、カオルコ!!聞いてた??」


私の左の頬を潤さんがつつく。



『え!?ごめん、トリップしてた・・・』




「んだよ、妄想してたんだろう?(笑)」



『すんません・・・』




「だから、、、旅行行こうって!!もう少ししたら、休みも取れるようになるしな!!」



『え?』


彼からの突然の提案に驚く。





「あ?カオルコ、旅行したいって言ってたろ?だから一緒に行こう?嫌か?」


と不安げに私を見つめる。





『嫌な訳ない!!ただ驚いただけ。・・・嬉しい。。ありがとう!!』


以前、私が言った小さな希望を、忘れずに気に留めていてくれたことが嬉しかった。




「俺も嬉しい!!」


そう言って嬉しそうに微笑むと、私を優しく抱きしめた。












♪♪♪





『潤さん、携帯鳴ってる。』



「・・・・。」


私を抱きしめる腕に力が入る。



『仕事の電話じゃないの??』






「・・・・くそ!!」



『こらこら、先生の力が必要なんだから、そんな事言わないの。』





「・・・分かってる。でも、俺は今カオルコと一緒にいたの。」


・・・嬉しすぎる、そのセリフ。





渋々、電話に出る。








「これから、少しだけ病院行ってくる。先に寝てていいからな?」



『私、潤さんの部屋に居ていいの??』



「当たり前だろ?俺が帰って来た時、カオルコが居ないと寂しい。」


えーーーーーーーー!??

なんですか??

その少女マンガみたいな御言葉!!

私、死にそう・・・




『わ、わ、私も寂しい。。だ、だから、待ってる!!』


いつもなら、きっと、恥ずかしくて言えない。

でも、私は決めたの。

素直になるって。

嬉しいことは言葉や身体、態度で表現しようって決めた。






「・・・!!んだよーーーー!!」


と、潤さんに抱きしめられた。


私も、彼の背中に手を回した。




「そんなこと言われたら、いけねーし。。。」




『さ、寂しいけど、、、気を付けて言って来てね??』




「・・・んじゃ、チューして?」



彼の唇に自分の唇を重ねた。





「よし!!行ってくる!!」


彼は急いで準備をし、病院へと向かった。












彼の居なくなった部屋。


私には広すぎて、、、急に寂しくなった。


彼は・・・太陽みたいに明るくて、私に元気をくれる。


言葉遣いは乱暴だけど、言葉自体は優しいことは知ってるんだ。


何よりも、その優しさを行動で示してくれる。。




そのおかげで、私は、彼がよりいっそう愛しく思える。



私も彼みたいになりたい。



そう思った。