私の転落人生~始まりはDV~ -25ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…


時計を見ると、既に0時を指していた。


明日も仕事だから、眠らないといけない。


でも、眠くない。


潤さんが居ないから?






リビングの本棚・・・


私はおもむろに本棚から一冊の本を取り出した。


もちろん、心外の本。


症例とか術式とかが書いてある、難しそうな本。


難しい本を読めば眠れる(笑)




ペラペラとページを捲る。





やっぱり、難解です・・・





心外って、難しいと再確認。


すごいな、潤さん。。。



でも、少しでも、彼に近づきたい。






難しいが頑張って読んでみる事にした。








・・・・ね、眠い!!





私のバカな頭ではナカナカ理解できず、徐々に眠気が襲ってきた。。






ペラ、ページをめくると・・・








1枚の写真が挟まっていた。




手に取る。














!?










その写真には、今より少しだけ若い潤さんと・・・




とっても可愛らしい女性が映っていた。




潤さんは、とても優しい笑顔を浮かべ、女性の頭に手を置いている。


隣に映る女性も、優しく微笑んでいる。





私とは違って、可愛らしくて、小柄で華奢で、透き通るように白い肌、、。。


フワフワしていて・・・


儚げな人。。。





胸が痛くなった。













きっと・・・














この可愛らしい女性が、










潤さんの大切な人。













根拠はないけど、そう確信した。

















潤さんの家には写真が全くない。



それなのに、本に挟んであったこの写真。


きっと、なにか意味があるはず。
















私は初めて潤さんと逢った時の事を思い返した。





「大切な人がいなくなったら・・・どうする?」





その言葉を反芻していた。



















今を、未来を生きる。


過去に拘らない。


そう思っていたけど、その写真はそんな私の決意を鈍らせた。









彼が大切に想っている事が写真からも伝わる。










私ではなくて、この可愛らしい女性を想っているの?



以前は、それでもいいと思った。

でも、こうやって写真を見ると、、、

途端に不安や悲しみ、嫉妬・・・

汚らしい感が湧き出てくる。







もう写真を見て居たくなくて、元のページに戻し、本を本棚へ返した。








遥介も同じ気持ちだった?















今頃、遥介の痛みや葛藤が理解できるなんて・・・














あの時・・・


遥介は、前を向けない私に何をしてくれた?










・・・ただただ傍に居て、私を支えてくれたんだ。



私に出来るかな?








簡単なようで、難しい。








できる?























この日、潤さんは帰って来なかった。



私は、一睡もできず、そのまま出勤した。