私の転落人生~始まりはDV~ -24ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…


廊下で、石川さんとすれ違った。



その瞬間、眩暈がした。









気付くと、、、



私は見慣れた部屋にいた。




あれ?



いつ帰宅したんだっけ?




全く記憶にない・・・














「目が覚めた?」




声のする方に目をやると、石川さんが!!





『ど、どうし・・・』


慌てて起き上がろうとするが、身体に力が入らない。








「いいから、いいから、ゆっくり寝てなさい。ね?」


優しく微笑む。






「会社で倒れちゃったんだよ?しかも俺の目の前で。産業医は、寝不足と貧血って言ってたよ。とりあえず、ゆっくり休みなさいってさ。まあ、医務室で寝ると落ち着かないかな?と思って、俺が家に運んできたってわけ!!」



『石川さん、仕事は??てか、なんで私の家を知ってるの??それと、どうやって運んで・・・』



矢継ぎ早に、石川さんに質問。


途中で遮られた。


彼は私の唇に、彼の人差し指を当て、


「コラ。そんなに無理してしゃべらないの。ね?」


と、また優しく微笑む。







「・・・てか、お腹空かない?もう、15時だし。」



『・・・もしかして、ランチ食べてないんですか?』



「うん。カオルコちゃんと一緒に食べようと思って、ね!」





この人は・・・どこまで優しいんだろう。





「勝手にキッチン使わせてもらったよ?ちゃんと料理してるんだね、色々揃ってる。」


『料理が好きなんです。』


「えー!?今度、ごちそうしてね??」

と無邪気に笑う。




石川さんは、ベタだけど、お粥を作ってくれた。

とっても美味しくて・・・

色んな優しさが胸に沁みて、涙が出そうだった。。。






「泣くほど美味しかった?」





・・・涙がでそう。


ではなく、既に泣いていた。






『・・・美味しいですよ。それに、石川さんの優しが有難くて・・・そしたら、、、』




「俺じゃダメ?」


そう言って、彼に抱きしめられた。



突然の展開で驚く私。


抱きしめられても、振りほどく力は無い。


それに、嫌じゃなかった。


とっても暖かくて心地良かった。





「俺、カオルコちゃんの事が大好き。実は、あの焼き肉を食べに行った時にも告白したから、2回目だね。」


更に驚く私。





「しかも、この部屋で告白したんだよ。でも、君は眠ってしまったみたいで、、、」


苦笑する。





『あの日、私は、石川さんに送ってもらったんですね?』



「うん。好きな人が居るけど、きっと進展するような恋じゃないから。って泣いてたんだ。そんな泣いてるカオルコちゃんを1人にはできないでしょ?だから、送って来た。」



『ありがとう・・・ございます。』




「・・・てかさ、俺、告白したんだけど。。。」



まだ私は彼に抱きしめられている。



「状況分かってる?・・・よね?」




『分かってます。なんだか、安心するんです。石川さんに、こうしてもらってると・・・』



「コラコラ。ドキドキの間違いじゃない?」


『・・・・(笑)』




「もう!カオルコちゃん、緊張感なさすぎ!!」


そう言って、私の身体を離し、そっぽを向く。


珍しい・・石川さんが拗ねている・・・


なんか可愛い。




『私、兄が居るんです。石川さんの雰囲気って、私の大好きな兄に似ている気がして。だから、安心する。』







「・・・はあ。俺は、兄貴止まりか・・・。」



膝を抱え込み、項垂れる。

そんな姿も可愛くて・・・



思わず、頭を撫でてしまった。






「ちょ!カオルコちゃん!!・・・・・もう。。」

顔を赤らめている石川さん。






「もしも、、、もしもじゃなくて、、なんていうか何かある前に、俺に相談してよ。力になるから。」



私に頭を撫でられながら、そう言ってくれた。





『はい、有難うございます。』






「・・・俺・・・さ、、、、カオルコちゃんに救われたんだよ。だから、君の力になりたいんだ。」





『私に?』






「うん。君がくれた言葉と、君の笑顔に救われたんだ。もしも、君を泣かすような男だったら、その時は俺が君を奪うからね?」



『・・・はい。』




2人で笑った。








私のどんな言葉で救われたと思ってくれたのかは分からないけど・・・


私の方こそ、あなたの言葉と笑顔で救われてる。




いつもタイミングよく現れて、助けてくれるんだ。



こうやって、また笑顔を取り戻してくれた。



ありがとう。。