あの、私が体調を崩した日。
その翌日から石川さんには会っていない。
きちんと御礼を言っていない。
ミドリさんが言ってた。
石川さんは2週間ほどの予定で、海外出張に出掛けたそう。。。
急遽決まったよう。
・・・とても寂しかった。
いつも、医務室に来て、くだらない話をする。
ただそれだけの事なのに、、、
私は彼との遣り取りを楽しみにしていた。
あの優しい笑顔と暖かさに、癒されていた事に気付いた。
色々聞いてほしい事があるのになー。。。
石川さんが帰国することを心待ちにしている自分がいる。
潤さんはというと・・・
相変わらず忙しい。
同じマンションに住んでいるが、、、なかなか会えずにいた。
でも、正直ホッとしていた。
潤さんと一緒にいると、彼が眩しすぎて、卑屈になってしまう。
そして、、、
あの写真の女性が気になってしまう。。
そして勝手に妄想して嫉妬したり、自分を卑下して悲しくなる。
こんな醜い私を見られたくなかった。
ついに来てしまった・・・
約束の日。
前日、潤さんから電話があって、13時に迎えに来てくれるとの事。
もうすぐ13時。。。
胃痛が酷くなる。。
小心者だ、私・・・
インターホンが鳴った。
ドアを開けると、、、
突然抱きしめられた。
もちろん潤さんに。
「会いたかった。」
より強く抱きしめる。
「仕事が忙しくてなかなか会えなくてゴメンな?」
『何で謝るの?仕事が忙しいのは重々承知だよ?身体、しんどくない?』
仕事が忙しくて大変なのに・・・
ほとんど寝ずにフットサルができるんだろうか。
てか大丈夫なんだろうか・・・
「カオルコが居るから大丈夫。」
そう耳元で囁いた。
・・・こんな風に抱きしめられて、甘い言葉を囁かれて嬉しい!!
・・・嬉しい!!
・・・・はずなのに。。。
なんで?
私は潤さんに作り笑顔を浮かべていた。