ボクシングは科学か?③—箱と共に去りぬ— | ボクシング原理主義

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ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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めくるめくパウンドフォーパウンドを考えると摂理が我等に直面させたもうボクシングのあはれ

いわば ゴーン ウィズ ザ ボックス


1950年代
パウンドフォーパウンドは色んな事でボクシング界のパイオニアのシュガーレイロビンソンを讃えるために始まった

アレクサンダーかディオゲネスかグレートロビンソン


立場を超えて裸の男を称える人々の裸の気持ちが形成したヒロイズム、いや、当時実際に生きていたヒロイズムそのもののために創設されたタイトルだったのかもしれません


スポーツの良さはある意味ではそれぞれ本気でやって本音を出し合いながら見届ける肉体と言葉と生き方に色んなやり方がかぶさる満場裸の付き合いが理想のある意味銭湯的な

いわばネイキッド ソーシャライズ

しかし現実とは粗野と野暮と未熟で織り成す大衆世界

いわばコール フォー ヒエラルキー


ではそろそろ二人の男が同じ重さの時にその価値の優劣を決める為にもおしなべる前のボクシングの17階級をちょっと振り返ってみる頃ですかな。


18世紀のボクシングはヘビーかライトの二つに一つで現在のミドル級リミットまでがライト、以上はヘビーというもの。

19世紀、重さが改革されてあいだのミドル級ができて、その後19世紀半ばから20世紀初頭にかけて行われた体重規格の再制定から生まれてきたのがオリジナル階級と呼ばれるヘビー、ライトヘビー、ミドル、ウェルター、ライト、フェザー、バンタム、フライの八階級である。

産業革命による全ての変化が草分け時代のスポーツにもたらしたフュージョンの結果である階級の分裂。哲学的命題すら感じさせる現象である。

そのまま世界が近代化しいってから次々と正式に設けられたのが新参階級と呼ばれる九階級。

この丁度直前くらいにパウンドフォーパウンドは誕生している。





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