ラッシュアワー | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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現代ボクシングで最も特別な選手であったメイウェザー。




来年ビッグファイトでカムバックも囁かれている。




もう41歳?ボクシングは引退して大晦日に那須川天心とボクシングルールでエキシビジョンマッチ。


メイウェザー側は12回フルのチャンピオンシップラウンドでやろうとしたようで、それを那須川サイドが蹴って3分3回になったらしい。




大晦日の日本のリングにあのメイウェザーがやって来るなんて誰が想像しただろう。




そもそもppvなどで世界配信しても時差や文化的な関係、或いは、その土地のメジャーなイベントによってどうなの?と思うが、日本の格闘技イベントはこれまでもずっと大晦日、新年のppvコンテンツとして配信されてきた。



メイウェザーの年齢と引退期間のライフスタイルや、今後どういったアプローチをしていくのかというところでボクシングがどう変化しているのかというのがやはり気になるし、那須川のボクシングもそう。


ということで那須川天心の試合を観てみたら意外にもボクシング能力のある選手である事が判明。純粋なボクシングではやはりないだろうがちゃんと研究して空手?的な原理で如何にボクシングをするか、ボクシングを倒すか、或いはボクシングの動きや形を作るか、というまさに格闘技ロマンチシズム、特に戦後国際式ボクシングで世界に立ち上がってゆく克己心や反骨心と重なるような情熱の詰め込まれた選手である。それが密教的アングラ界などに収まらずに大舞台で主役を張ってきたのだから大器であるし、選ばれた世界がボクシング界でなかったのであって、その選手がメイウェザーとお手合わせするんだから面白いもんです。





パンチ力に関しては硬く重く相手を痛めつけるも小柄な相手にクリーンヒットを何度させても綺麗に失神させないところを見るとボクシング的にビッグパンチャーとは呼ばないクオリティだが、スピードに関しては日本ボクシングを牽引する王者達とも遜色がないくらいに速い。現在日本ボクシングの顔となった井上尚弥ほどではないにしても速くて重いパンチャーである。


やはりエキシビジョンマッチというのが納得のサイズ差なのですが、

スパーリングでもサイズが違うとなんかオフビートになりやすいのでそこも気になる。



ところでジャボンタ・デイビスとアブネル・マレスが二月に決定。ジャボンタ対ロマチェンコや、もしかしたら、Mガルシアとか起これば素敵です。






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