クロフォード対クリモフ | ボクシング原理主義

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ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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 「ミゲール・コットデルビン・ロドリゲスは面白そうな一戦である。

ただ、コットはもうキャリアの出口に差し掛かっているし、ロドリゲスもこの試合に勝ったとしても他を差し置いて活躍する姿が想像できない。
 
注目したいのはアンダーのライト級で、

テレンス・クロフォードアンドレイ・クリモフの無敗対決。

現代には無敗の逸材が多いが、そのためにお互いが対戦しないような状況がある中で、無敗対決が主流のアメリカ・・・熱い。

両者ともにそれぞれの世界ランキングに名前が入っているはずだが、最近はそれを調べるのも面倒になってきた・・・。


 

クロフォードは21戦全勝16KO。

 

実力については、もはや能書きをたれる必要は無い。




 

クリモフの方はロシアの選手で16戦全勝8KO。
セルゲイ・シンジロクのように洗練された選手。

ロシア人選手らしくよく跳ねるボクサータイプで、
綺麗に構えたままよく跳ね常に立ち位置を変える、メキシコや日本、ロシアでは(特にアマチュアで)重宝される古典的なスタイルのストレートパンチャー。



 

アウトボクサー殺しのジョン・モリナにもしっかり勝っているので、
アメリカでは良く「無駄が多くてセットアップが足りなさ過ぎる」と形容され敬遠されるこのスタイルにしては、プレッシャーをいなすサークリングや飛び込まないでもパンチを連射できるなど基礎が強い。


個人的には勿論クロフォード有利の考えだが、試合の鍵となるのはクロフォードが上手くリングをカット出来るかどうかだと感じる。」


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