3戦目 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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西日本新人王準決勝。


やっと憧れのウェルター級や!と思ったら一回戦目のあいてが怪我に見舞われ一回戦を不戦勝で通過。

「なんやねんそれっ!」とワザとらしく悪態をつきながらも、実は内心ほっとしていた俺。

試合当日、サンボーで不戦勝の挨拶で手を上げてくれたレフェリーが「よかったなぁ!」と力を込めて言った。

流石はプロ、お見通しですな。



ウェルター級での初戦は結構戦績の良い相手。

しかし、

この頃、信頼できる仲間が出来ていて、彼らと練習し、飯を食い、毎晩のようにボクシングを時に朝まで語り合った。

夜の公園で練習した事もあり、さぞ不審だったと思う。

おかげで?全部動きが格段に向上したように思う。
体重が軽いのもあったけど。



この試合前はいつもよりだいぶ緊張して、

この試合の後からはどんどん緊張しやすくなっていった。

やっぱりそういうのがあるというのと、世界のビッグマッチを闘う選手の受ける重圧はとんでもないんだろうなというのを思った。


例えば、
有名な選手がビッグマッチで凄い絵になるパフォーマンスをする時はそこに実際の実力差だけじゃなくて多分巨大な重圧に乗られたまま闘う方と上手くそれを乗りこなした状態の方が存在する時だと思う。

じゃあ、お互いにとって同等に重要な重圧がある状況と普通の試合といわれるものの違いは実力とかいわれるもの以上に考慮されるべき要素であって、ボクサーは自分にとってのこの性質を理解して上手く扱っていく事で、ただただ強いんではなく大事な場面でのパフォーマンスの成功率を相対的な緊張度の変動を利用する事で上げて、何かを成し遂げる力を身につけるの事が出来るのでは!・・・と、

考えすぎたりもする。


憧れのパッキャオやデュランを意識して髪型と靴を真似したら、

Yに何故か「バナナマンみたいっすね」と言われ、

Kに「春日」と言われ、

精神的に不安定な状態でリングイン。


 
相手選手のかく乱戦法に掴まった部分もあったけども、やっぱり自分のプレッシャーを分解するのが大切な気がする。

プレッシャーについて学べば対戦競技ではよりアドバンテージがあるのは当然だし、ある意味、一番地に足着いた考察かもしれません。



名古屋でお会いした時(普通の髪型の時)に気づいたけれど、実はハンサム?かもしれん。