「南の海を舞台に、海賊の宝を目指して冒険するなんてよくある冒険譚ですが、プロスポーツというのもそういう夢と金の世界ですね。メイウェザー対アルバレスが終了して、落ち着きを取り戻したかのように見えたボクシング界。しかし、実際にはもっとお面白そうな試合がまだまだ予定されている。
来週末は、
遂にタイソン・フューリー対デイビッド・ヘイ。
フューリーは、クリチコを除けばヘイがやって来た中で最高のテクニシャンなので非常に面白そうである。意外と熱戦になる予感がしていて、あえてフューリーの勝利を予想したい。
同日HBOで、タヴォリス・クラウド対アドニス・スティーブンソンのライトヘビー級対決とフリオ・セサール・チャべスJr対ブライアン・ヴェラのスーパーミドル級の試合がある。これも面白そうだが、放送されないであろうアンダーにミドル級のデイビッド・レミューの試合がある。マシュー・マクリンあたりよりも更にワンランク落ちる選手だが、いい選手だし、是非村田選手の試金石に。・・・柴田戦は正直なんの参考にもならない内容だった。
あとあまり注目されてない試合で、ライトのミゲール・バスケスの試合があるが・・・ライト級は注目選手がいないし、プロスペクトを探してもフィゲロアみたいなのしか居なくて、一寸の間凄いのが出てきそうな感じがしない。バーンズですらあれだったので、実質最強はクロフォードのような気がするし、バスケスとベルトランは間違いなくNo2だろう。この分じゃブローナーもライトにはもう戻ってこないし、ライトは熱が冷めてしまった。
10月、11月もクリチコ対ポベトキン、コット対ロドリゲス、マルケス対ブラッドリー、アルバラード対プロボドニコフ、パッキャオ対リオスと凄まじい。 コットはローチに付いてからの公開練習の映像を観たら、昔のようなキレが戻っていて調子がとても良さそうである。」
「海外のボクシング専門サイトのコメント欄でボクシング王国メキシコの方が、如何にカネロが偉大でアメリカでもチケットを売る事が出来るかを主張し、モハメド・アリよりも偉大だと綴っていたのを読んでコーヒーを吹き出してしまった。」
ボクシングには、デルージョナルなファンもとても多いからね。しかし、やはりそういった支持を持っているのと持っていないのでは全然違うね。国をあげてバックアップしてもらえるなんて、何だって出来そうじゃないか。
そういった面から言うと、格闘競技のなかでも世界中で長く競争されているボクシングは裏庭格闘大会みたいなモノとは比べ物にならない才能の宝庫なのだが、バックアップが全然足りてないな。以前、アフリカなんかはそういう場所の中でも一番のポテンシャルだという意見を目にした事があるが、個人的な意見としてはボクシングというのはジェネティックよりも人間のあり方のようなものにより左右される性格を持っていると思う。まぁつまり、民族性と社会性、そして個人的な環境が上手く作用してボクシング向きの人間を育成するというお国柄が重要だと思う。
私が常にそういった視点でもって見てしまう国があって、それは現在、野球の分野でも目覚しい活躍を続けているカリブの島国、ドミニカ共和国だ。人口一千万人程の小さな国らしいが、その人材力は凄いと思う。
近年の選手を見ても、
グズマン
フォルトゥナ
(フォルトゥナの評価は対戦成績的に低いが、個人的にはグズマンを上回る才能だと思う)
のような高級の才能がドミニカ出身だし、アメリカンドリームを掴もうとするハングリーさがある。
ただ、キューバの如く、他の南米の国々や東洋、欧州の選手達のようなバックアップが無いために、実力としてはアメリカでトップとなりえて、テレビ放送で人気にはなれても、PPVスターにはなれない。
今度コットと対戦するロドリゲス
だってドミニカ国籍だし、この試合もロドリゲスのアッパーカットかコットのボディブローか考えさせるほどの試合だ。
このような才能が未だにドミニカからはなだれ出ているし、本当にアスレチックな選手が多い。
ここで、
私が最も恐ろしいと思ったドミニカの選手を紹介しよう。
彼の名はアガピト・サンチェス。
パッキャオ戦で、頭突き・金的を毅然な態度で繰り返した姿を思い出す方も多いのではないだろうか。」
「畏敬の念を込めて、我々は彼をザ・ストリート・ファイターと呼んでいる。」
まぁ、この後パッキャオはテクニシャンとしても成長を遂げたので、またやればどうなるかはわかりませんが、残念ながらサンチェスは2005年にこの世を去っている。」
おまけ




