真実一路 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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 「我々がジャッジをジャッジしなければならないとはな。」
 

「あいつら(以下省略)!」

 
 「ボクシング原理主義のスコアカードでは、メイウェザー対カネロはメイウェザーのフルマーク

ガルシア対マティセのスーパーライト頂上対決は、6ラウンド時点でイーブン。その後、全部ガルシアが持っていって、大差でガルシアだった。ダウンがあったラウンドはマティセ有利だったがガルシアがダウンをスコアしたのでリバウンドしたラウンドだった。




メイウェザー対カネロはポストファイトに考察する事もないほど予想通りのミスマッチで、内容は皆無。

頼みのボディジャブも当たらず、それ以前にコンディションの悪さが唇の色にまで出ていたカネロ。まだ23歳と若く、これからどんどん成長していく事が期待できるが、あんなに金を貰ってしまうと少し怪しい。

考察・予想でデラホーヤカスティージョコットを引き合いに出したが、あのフェリックス・トリニダードをアウトボクシングしたデラホーヤに比べれば、脚は勿論無く、技術も無く、パンチも無く、顎も無く、何より闘志が無かったカネロ。

実際にはリカルド・マルヨーガと同じぐらいのレベルであるのが判っただけだった。」


「まさか顔面パーリングの修練者だったとはな。」

 
  「リングに上がり、命を懸け、人生を捧げ、何か大きなものを背負いながら戦う男に相応しいものは、勝って栄光、負けて惻隠の情。

しかし、もはやそんな気も起こらない。

世界でも稀に見る規模となった興行が専門的な眼で見ればはなっから明らかなミスマッチであった事や、そうやって間に合わせのでっち上げでしかボクシングとビッグビジネスが一緒になれない事、それについて頑張った人間がリハビる羽目になるという現実がほろ苦い。


・・・まぁ、今は素直にメイウェザーという誠実な存在を称え、ボクシング原理主義は真実一路の旅を続けよう。」



 

「許される限りな。」


 
おまけ(*爆音でお楽しみ下さい。)