7日前 | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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 「いよいよ来週に迫ったメイウェザー対カネロ

このビッグマッチの7日前公式計量があった。

http://www.boxingscene.com/photo-canelo-weighs-1574-7-day-weight-check--69366

契約ウェイトは68.9kg

メイウェザーの体重は現在152.2ポンド(69kg)。

カネロは現在157.4ポンド(71.4kg)。」




「なんだ、カネロは残り5.4ポンド(2.5kg)だけじゃないか。あと一週間あるから余裕だろう?」

 「・・・。

個人的には、この試合はミスマッチと思っているから、残り2・5kgも大きな意味を持つと思う。


理由はこうだ。

メイウェザーはもう体重を作り終わっているようなもので、おそらく水抜きもしていない。
おかげで、メイウェザーのほうはコンディションが優れているし、練習だっていつも通りを直前まで出来て精神状態も落ち着いているだろう。



一方カネロは、完全に水抜き状態に入っているだろうし、この先一週間さらに2・5kg分の水抜きを行うんだ。

まともな練習はもうやり終え最後体重を調整するために動かなければいけない段階で、既に余分な水分が抜けている身体から更に水分を搾り取るという長期間に渡り自分を弱らせる手段だが、当日の増量というアドバンテージが得られる。

だが、メイウェザー相手に動くとなるとそのコンディションではすぐバテてしまうだろうから、空転をさけるために手数を惜しむという私が日頃批判してきた悪いパターンにはまると思う。
プレッシャーをかける脚もないし、無理矢理突っ込めばこちらもパンチを放てず、最悪カウンターの餌食だ。」



「現時点ではメイウェザーが優位というわけだろうか? ところで、レイムンド・ベルトランリッキー・バーンズのWBOライト級タイトルマッチだが、とても物議を醸す内容のスプリット・ドロー判定でバーンズが防衛したようだ。 ・・・ライト級は誰も居ないな。

そして今日はヘビー級のクリス・アリオーラセス・ミッチェルの試合がある。
負けた方は(ゴクリッ)・・・サバイバルな一戦となるだろうな!」


おまけ