水急不流月と云って、川の流れが如何に激しく流転しようとも水面に映りし月影は決して流されない・・・。
我ら人間もまた水のようなものだ。
色んなものを取り込みながら地べたを低く流れたと思えば、天まで昇りてまた大地に降ちてきたりと、まるで休まるところが無い。
諸行無常。
しかし、決して変らぬ事がある、決して流れず移ろわない事が・・・あの月影の如く。」
「む、流石は流浪の武士。無明を滅する智慧の言葉!
ちょうど僕にとっての瞑想にあたる考えだ。」
「人間、ふと考えず、思いのままに・体のおもむくままに自意識やら覚醒やらを遁れて裏腹にあるものを確かめたい時があるものだね。
考えるだけではなく感じる事もまた大切なわけだ。
いつも考えもせずに空気だけ読みそうになる私が言うのも何だけどね。」
もはや何も否定しない状態、
大いなる肯定というやつだね。」
「拙者もそんな膜のない状態で無為に切り結んだ事が度々あった・・・。なるほど、そんな時ほど開眼し、見えていなかったものが見えるようになる。そうしてやっと目標が浮かんでくるんだ。」
「音楽にもそういった働き、効能、功徳があるといえる。
生活の音、泡沫の想いにまかせて指先とカカトでリズムをたたく。
リズムにまかせて自由になる。
ボクシングだってそうさ、自分を表現する事なんだ。
そして、そういう時間も大切だ。
次の音楽は私が気に入っている曲なんだが聴いてみてほしい。アーティストはKOICHIRO(コーイチロー)氏といって、素晴らしい歌声で素直な音楽を聴かせてくれる。
私がホームズとしてボクシングを追い求めるように、ブルースという古いルーツ音楽の求道者であるBluesDogMan(ブルース・ドッグ・マン)という顔も持っている。
自信のブログである、
KOICHIRO MUSIC
( http://1984koichiro.blog69.fc2.com/ )
では、よそではあまり紹介されたりしない、とてもルーツな音楽を紹介されている。
氏も愛聴されている音楽で、私の貼るボクシング動画などもそうだが、こういった共有ができる事で、古いものがまた新しい出会いをする事は進歩するテクノロジーの素晴らしさだといえる。」
「邂逅こそは人生という旅の醍醐味だな。」