ミスキャスト | ボクシング原理主義

ボクシング原理主義

ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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WBAフェザー級暫定王者ファビエル・フォルトゥナ1回失神KO勝利。


2度のダウンあり。

相手のミゲール・ザムディオ選手(WBAの15位)は目を開いたまま失神、意識が回復しないまま担架で運ばれ退場。


凄いミスマッチでした。何のためのランキングなのか。ザムディオ選手の選手生命は終わったと思います。ヤクザな商売ですな。


フォルトゥナはスーパーフェザー時代のフロイド・メイウェザーJrの再来のような選手ですね。

技術面ではカウンターに弱いであろう穴がいくつかあるし、観る度に火力は上がってるんでしょうがディフェンス面や堅実さが薄れている感じは否めません。


が、才能で言えばフェザー級で最高でしょう。



才能・・・不思議な言葉です。


才能で言えばこの選手、WBAの正規王者のクリス・ジョンやWBCのポンセ、WBOのマイキー・ガルシアらが比べ物にならない程だと思います。


しかし、当面の実力で言えばジョンならもしかしたらKOしてしまいそうですが、ポンセやガルシアにはカウンターで倒されてしまいそうです。



まあいっぱいいるんでしょうが、

フェザーで実力或いは商品として価値のある選手は上記した選手達以外に

アブネル・マレス、セレスティノ・カバイェロ、ジョニー・ゴンザレス、長谷川穂積、細野さとし、天笠ひさし、ビリーディブといますね。


作業してれば勝てるゲーリー・ラッセルJrは抜群に強いと思いますが、フォルトゥナはカウンターされる事を意識した打ち方か、以前みたいに逆にディフェンス第一のカウンターに戻ればこのままスパーフェザーでも成功しそうです。

スパーフェザーは現在、技術ではなくフィジカルの選手ばかりが上位にいるので現在フェザー級のチャンピオン達が階級を上げた時楽そう。



それにしても世界にはいるんですね、強い奴らが。



おまけ





http://ringtv.craveonline.com/blog/178391-bombing-suspect-was-amateur-boxer

ボストンマラソン爆破の容疑者ですが、もとは2度ニューイングランドチャンピオンになった程のアマチュアボクサーらしい。明日試合するトラウトに挑戦した事のあるエドウィン・ロドリゲスのスパーリングパートナーもつとめたことがあるようです。今朝ソルトレイクシティーでカーチェイスと銃撃戦の末、警察に射殺されたらしい。容疑者であって犯人と断言できませんが抵抗したって事は犯人か・・・。もう一人の容疑者である弟の方は現在も捜索中らしい。

テロの犠牲にされてしまった方達のご冥福をお祈りします